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バレンタインSS『にゃんこな君』仕返しver.(智也×祥悟) 4※

祥悟の手が自分の下腹に触れる。それだけじゃない。服の上から手でカリカリされた。 更には唇を寄せてきて、少し勃ち上がりかけたソコに口付け、あろうことか、舌をちろ……っと出して舐め上げ始めた。 「あ……あ、だめ、だよ。そんなとこ、舐めちゃ」 慌てて手で股間を庇おうとするが、指にカプっと噛みつかれて、うるさげに払い除けられた。 祥悟はまるで獲物を見つけた猫のように、目をキラキラさせて、ぺろっと舌舐めずりすると、ウエストの紐を素早く解いてずり下ろす。 下着ごと大胆に引きおろされて、半勃ちの愚息が剥き出しになり、智也は息をのんでピキっと固まった。 ちろっとこちらに視線を向けた祥悟が、満足そうにきゅうっと目を細め、紅い舌をこれ見よがしに小さく突き出す。 「あ、祥っそれ、ダメだ。大きく、なって、しまうよ……っく」 ざらりとした熱い舌で舐められて、制止の言葉を封印される。ぶるっと震えが来るような快感に、智也は呻きそうになって唇を噛んだ。 「ぅにゃーお」 祥悟は身を乗り出し、智也の下腹に覆い被さると、嬉々として本格的にソコを攻略し始めた。 う~……ごろごろにゃーぅ……と微かに唸りながら、既にすっかり勃ち上がってしまった熱芯を、両手で押さえ込む。 その楽しげな様子は、本当に獲物を捕らえていたぶる猫そのものだ。 無駄な肉のないしなやかな肢体。 流れるように優美で色っぽい仕草。 白い肌は滑らかで、興奮を示してほんのりと桜色に染まり、悩ましく揺らめいてこちらの官能を煽る。 智也はすっかり抗うことも忘れて、美しい獣そのものの祥悟の姿に見惚れていた。 やがて祥悟は満足そうに舌をぺろんとさせてから、顔をあげた。 込み上げてくる甘い痺れに必死で耐えていた智也の顔を、きょとんと不思議そうに見つめて、可愛らしく小首を傾げる。 ……うわ。なにその顔。……小悪魔め。 「……っこら。悪い子だな。そんな顔して首傾げたりして。それって誘ってるポーズだよね? お仕置きして、欲しいの?」 途端に祥悟は悪戯っぽく目を細め、チェシャ猫のように、にぃ~っと笑った。 「みゃ~」 もぞもぞと上で蠢きながら、伸び上がってきて、顎を舌でぺろぺろ舐める。 「ふふ。くすぐったいよ。わかった。じゃあ……」 智也は祥悟の身体を抱き締めながら、上半身を起こすと、手を伸ばして尻尾の根元をまさぐった。 「みゃ、みゃぁっ」 擽ったそうに身をよじる祥悟をやんわりと押さえつけ、指先で尻尾の下に隠れた窄まりをなぞる。祥悟は甘ったるい声でにゃーぅと鳴いて、可愛い尻をふりふりと揺らした。 「いれてあげるよ。尻尾とね、前のここもいじってあげる。祥、ちょっと待っててね」

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