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episode2-15

「ん…頭痛い……。…っ、うわっ…。」 朝、目を覚ましたら そこは自宅じゃなくて、見知らぬマンションだった。 そして何より驚いたのは 目の前に京の顔があって、その上腕枕 そんでもって、なぜか俺は服を着ていない。 「…い、京…。」 「ん…、あ、侑稀、起きた?」 「おう…。じゃなくて、ここどこ。」 「俺んち。……もしかして、昨日の夜のことなんも覚えてない?」 俺が頷くと やっぱりか、と京は珍しく呆れ顔だ。 「まず、ここは俺んち。昨日の夜、俺がバイトしてるBARで飲んでたのは覚えてる?」 「あ、あぁ、うん…。なんか、甘いやつ飲んでて、思ったよりうまくて、それで…。」 そっからは覚えてない、と俺が言うと ふーん、と京が悪い顔をしたのがわかった。

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