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episode2-19
【京side】
「やっぱり覚えてない、か。」
あんなにベロベロになってたんだ、覚えてなくて当たり前
そんなことはわかっているけど、昨夜俺だけほんきになってしまいそうだったことが
無性に悔しかった。
「……怖いねー、煽り上手は。」
ちょうど付き合っていた彼女とも別れようかと思っていたところで
久々に本気になれそうなやつを見つけて。
あまりにもタイミングがぴったりすぎる。
「気持ち悪いって思われっかなー…。」
侑稀はそんなに簡単に人を軽蔑するようなやつじゃない。
頭ではわかっているつもりでも
なかなか心はついてこないものだ。
「どーすっかなー。」
俺は1人になったキッチンでそんなことを言いながら
自分と侑稀2人分の朝ごはんの用意をした。
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