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episode4-7

「っ、ばかっ、苦しっ…!」 「ふっ…、息継ぎ下手すぎ。」 俺の口の中を探るようにして 京の舌が動いているのがわかる。 「彼女、今までいたんじゃなかったのかよ笑」 ちゅ、とわざと音を立てて唇を離して 京はそう言った。 「………うっせ。」 彼女いたことある男がみんな 京みたいに遊びまくってると思うなよ、馬鹿。 「……ねぇ、もっかい。」 「…だめ。」 「なんで?」 「…これ以上したら、寝らんなくなる。」 「じゃあそん時は俺が寝かしつけてやるから。」 京はそう言って もう一度俺にぐっと近づいた。

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