93 / 213

episode4-18

「ゆーきー…、って、寝てるし…笑」 あれだけ離してくれなかったくせに 帰った時にはすやすや眠っているんだから またタチが悪い。 「絶対他の奴とは飲ませたくない…。」 こんな姿外で晒されたら 絶対持ち帰られるに決まってる。 「んん…、京…?」 「あ、わり、起こした?」 「平気…。」 侑稀は入ってこないの?と言わんばかりの顔で俺を見つめて ベッドの端に寄った。 「そんなに寄らなくても大丈夫だっての。」 できたスペースに寝転がると 普段ならほとんど侑稀から抱きついてくることなんてないのに ぎゅう、と俺の腕にしがみついてきた。 「…どした?」 「んー…?…どうもしない…。」

ともだちにシェアしよう!