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episode4-36

「…き、侑稀、」 「んん…、京…?」 「俺以外に誰も帰ってこねぇだろ笑」 そんなところで寝てると体痛くすんぞ、と京は俺の体を起こして ただいま、と俺の頭を撫でた。 「今何時…?」 「2時、真夜中の。」 「んんー…。」 こんなに寝るつもりじゃなかったんだけど、と俺が言うと だろうな、と京は笑った。 「………あのさ。」 「ん?」 「……ちょっとここ、座って。」 俺が、自分の隣をぽんぽん、と叩いて言うと どうかしたか?と京は俺の横に座った。

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