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episode5-39
「てか、暗いのだめなの知らなかった、」
「……別に、寝る時は平気だから。」
起きてる時は嫌だけど、と俺が言うと
今度から気をつけるわ、と京が笑った。
「………そんな体強ばらせなくても大丈夫だっての。」
いきなり襲ったりしねぇよ、と京は俺のおでこにキスをした。
「………とりあえず、ちょっと寝るか、」
「えっ、」
「横になるって意味笑」
ほらおいで、と京は俺をいつもの様にベッドの壁側に寝かせて
落ち着かせるようにぎゅっと抱きしめた。
「………心臓の音、うるさい。」
「…言ったろ、俺も緊張してんの。」
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