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episode5-51

「相変わらず華奢すぎんだろ…。」 触れた時に骨に当たる感じが 本当に必要最低限の栄養しかとってないことを物語ってるようで それがまた侑稀らしいような気がした。 「…もーちょっと食わせねぇとな。」 綺麗にしたベッドに寝かせると んん、と身じろぎして小さく何かを呟いた。 「侑稀?」 「ん…、京、どこ…?」 「ここにいんじゃん、」 「あ、そ…。……すぅ…。」 再び眠りについた侑稀の頭を撫でると もっとと言わんばかりに頭を押しつけてくる。 「………好きだよ侑稀、」 ちゅ、と眠る侑稀のおでこにキスをして 俺も隣で眠りについた。 【京side.end】

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