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episode6-17
「あ、そういえば、侑稀のも荷物用意しといたから。」
あそこ置いといた、と京が指さす方向を見ると
大きめのカバンが置かれていた。
「夜やろうと思ってたから平気だったのに、」
「嫌。…だってそしたら一緒に寝れねぇじゃん。」
「後でちゃんと俺もベッド行くっての、」
「………そーゆーんじゃなくて。」
明日からあいつら一緒だからできねぇじゃん、と京は俺の耳元で呟いた。
「あ、明日朝はやいんだろ、」
「……だめ?」
だめ?と言われてしまえばもう俺の負けは決まってて
俺はシャワー浴びてくるから待ってて、と京の頭に手を置いた。
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