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episode6-25
「ほら、だから言ったろ?」
京はそう言って
ひょい、と俺の体を軽々抱き抱えた。
「……重くねぇの、」
「侑稀は細ぇから全然よゆー。」
下手したらそこらの女より軽い、と京は笑って
ふろ場にあるイスに俺を座らせた。
「ついでに俺もシャワー浴びよ、」
座ってな、と言われるがままに
体と頭を京に洗われて、そのまま服も着替えさせられてから部屋に戻る。
「………あ、ベッド。」
「バスタオル敷いてあったから大丈夫、」
「………準備良すぎ、」
最初からヤることは決まってたみたいで
まんまとその作戦にはまってしまったのが悔しい。
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