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カウントダウン・セックス09
蛍side
「はあ、はあ、はあ」と莱耶の肩が激しく上下して、呼吸を乱していた。暖かい風呂場の壁に手をついて、俺に尻を突き出して繋がっている。
果てたばかりの莱耶は、じんわりと汗をかいていた。
俺はまだイっていない。すぐに激しく突き出したら、莱耶に怒られるから。呼吸が落ち着くまで、このまま待っている。
「蛍、お願い。突いて」と莱耶の手が、莱耶の腰にある俺の手を握りしめてきた。
「え? だってまだ呼吸が」
「いいから。時間、見て。もう少しで来年になる」
「うん?」
俺は、給湯器についている時計に目をやった。
「カウントダウン、一緒に。セックスしたまま、したいから」
「いいの?」
「いいから、お願い。はやく」
俺はゆっくりと腰を動かし始めて、スピードを増していった。
「あ……あ。んぁ。蛍、もっとぉ」
「莱耶が壊れる」
「壊していいから」
ぎゅっと莱耶に強く手を握られた。一度、果てた莱耶の逸物はあっという間に質量を増して、熱をもっていた。
「ん、んぅ。あ、あ、あ……ああ。もっと、蛍」
「これ以上は……」
ガンガンと莱耶の奥を強く刺激する。
「5、4.さ……ああん」
「2、1、0」と俺は言って、莱耶の奥に白濁の液を吐き出した。莱耶も同時にイッたようだ。莱耶の中もヒクヒクと痙攣している。
「これ……やばい。気持ち良すぎだろ」
俺は莱耶の首筋にキスをして、吸い上げた。
こんなセックス、初めてだ。年明けと同時に、イクって。やばい快感と達成感で満たされる。
これは、来年もぜひヤリたい。
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