「成田さんが言ってたの…？」 「うん、昨日のこと全部聞いた。」 そう、樹矢のマネージャーは昨日打ち合わせしてご飯も一緒に行った成田さんだ。 「俺の事で熱くなって、写真集の打ち合わせが長引いた上に、しゆちゃんをご飯に誘って俺の事についてめっちゃ語っちゃいました。って言ってたよ。」 しゆも俺の事を熱く話してたんだって？と嬉しそうに微笑んだ。 「みぃくん……俺…ごめん…」 「なんで泣きそうになってるの？カメラマンがしゆちゃんで良いですか？って確認されて、もちろん、お願いします！って即答しちゃったよ。」 えへへっ。といつもの笑顔で笑う。 その笑顔だ。その笑顔があれば俺は何も望まないよ……みぃくん。 「ホントに乱暴しちゃってゴメンね？俺、今日は久しぶりに完オフだからしゆちゃんの仕事が終わったらデートしよ？」 「うん……。……する。」 「身体痛いでしょ？お風呂まで連れてってあげる。」 ほいっ。と言って俺を軽々とお姫様抱っこする。 俺は樹矢の首に腕を巻き付けた。 「みぃくん…愛してる。俺はどこにも行かないよ。みぃくんの側から離れないからね。」 「しゆちゃんっ…！」 樹矢は俺を抱っこしたままキスした。 __________俺も一生離さない。