「は、っ…しゆ…。」 感じてる樹矢の声が漏れる。 汗ばむ肌と肌が離れて、樹矢が俺の下半身に移動する。 口一杯に入っていたモノから開放されると、開きっぱなしだった顎に力が入らず、口を閉じる事が出来なかった。 樹矢の指が入っていた所に、熱い熱と圧を感じて早く欲しいと足を広げた。 「エロ…。」 呟くと同時に奥まで突く。 「っ…！！はぁ、っ…！」 息が一瞬止まり、涎がまた溢れる。 いつ挿れられても、樹矢のモノは大きくて苦しくて驚く。 ゆっくりと出し入れする樹矢のモノが俺の中を乱していく。そして求めていた欲が満たされていく事が嬉しくて、快感と幸せを感じる。 ここが車内なんて事はどうでも良くなってくる。 今は、この樹矢からの愛情を俺の全てで受け入れよう…。 「しゆ…。しゆっ…。」 動きに合わせて俺の事をを呼ぶ。 時たま、首筋や胸を吸ってはきっとキスマークを付けていた。 ピリッとした痛みは、さっき噛まれた所に比べるとなんてこと無い。 それ以上の快感で、気持ちいいしか頭に無かった。 「っぁ…。ん、みぃくん…。あぁん…。」 「しゆ…。しゆっ…んっ、しゆ…。」 俺を呼ぶペースが早くなると腰の動きも早まる。 もう、イクとお互い果てそうになった時にチラッと見えた樹矢の頬には、涙が伝っていた。