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第5話

ハァハァと男の興奮した息遣いと、再び下腹部に感じる違和感で目が覚める。 風呂場で散々身体を弄ばれた所で、やっと意識を飛ばす事ができたのだが目が覚めても地獄は続いていた。 「ぐふっ。一度やってみたかったんだ…男の子のお腹の中をじぃっくり観察しながら、イク瞬間の顔と中を“記録する”のが」 男はニヤニヤと笑いながら俺の尻の孔を弄っている。 俺はそれがただただ気持ち悪くて身体をよじろうとするが、身動きが取れない。 「あ、気が付いた?」 「ひっ!なに…この格好…」 「いいだろ?分娩台って言うんだよ?」 俺が動いたことで起きたことに気が付いた男が笑っているが、俺は変な椅子に座らさせられていた。 足はM字に開くように固定され、局部は丸見えの状態で腕も椅子の手摺に固定されてるので逃げることは出来ない。 「これで、今から見てあげようとしてたんだ。折角だから己咲も自分のお腹の中見てみればいいよ」 男は先端が丸くなっている理科の実験で使う試験管のような透明な筒を取り出した。 その筒の中には黒いコードが入っているのがみえる。 「ほら、内部にライトが入っているから電気がつくんだよ?」 男が手元を操作すると筒の中にあるコードの先端が光る。 それで何をされるのか益々分からなくて、俺は震えてこれから起こる事にただ耐える事しかできない。 「お尻も慣れたかな?」 「ひぅっ」 男の手が尻の肉を左右に分け、散々弄ばれた孔を観察しはじめる。 椅子の前にしゃがんだ男の少し薄くなった後頭部が俺の足の間にあることに嫌悪感で全身にぞわりと鳥肌が立つ。 「少し熱を持ってるな…」 「うぅぅ」 男の脂ぎった指が孔の上を行き来している。 時折肌にかかる鼻息が益々嫌悪感を増長して小刻みに体が震えてしまう。 「ひっ!なっ!」 「美味しそうだし、折角綺麗にしたんだからお味見しようかな」 熱くぬるついた物が孔の上を撫でたかと思うと、それが内部に侵入してきてぐにぐにと上下に動きだし気持ち悪い。 お腹に力を入れてそれを追い出そうとするが、動きは止まらなかった。 「甘い匂いもするし、ぎゅうぎゅう締め付けてきて美味しくて最高だね。もっとなめなめしてあげたいけど、今から観察して・あ・げ・る」 「うっ、うぅぅ」 男が顔をあげると、男の舌から唾液がつぅと俺の方へ橋を作っているのが見えた。 男の言葉で胎内を舐められて居たことを知って呆然としたが、先程の筒をゆっくり孔に押し当てるのが見えて俺の目からはまた涙があふれ出しその涙が頬を濡らす。 「ゆっくり飲み込んでいってるよ。ほら、モニターを見てごらん」 「え?」 男が指差す方を見ると、大きなモニターが置いてある。 そこにはピンク色でグニグニと蠢く物が映し出されていた。 「な…なに…これ」 「これ己咲の腹の中だよ?」 「う…そ…」 当然だが自分の身体の中など見たことがある筈もなく、モニターに映し出されているものが自分の身体の中だとは到底信じられなかった。 しかし映像が少しずつ肉を押し開き、奥へと進むと下腹部の違和感は更に大きくなってくる。 「おなか…くるしぃ」 「奥までついたみたいだね」 筒が何か壁の様な物に当たりコツンと小さな振動を感じた。 男が俺の腹を脂ぎった手で撫でる。 その手付きに再び悪寒と共に鳥肌が立つ。 「うっ…」 「お腹いっぱいになってるねぇ」 男は俺の腹をぐっと掌で押してくるので、それが痛くて俺は眉をひそめた。 「やだ…さわらないでぇ…ちんちん変だよぉ」 「また泣いちゃったの?己咲は泣き虫さんなんだねぇ」 男はぐちゅぐちゅ音を立てて、俺のちんちんを扱きはじめる。 もうその刺激が気持ちいいのか、痛いのかさえ分からない。 「おほっ。腰が浮いてきちゃってるねぇ」 「うえぇ…気持ち悪い…何か…なにかくるぅぅ」 男がべろりと首を舐めた。 そのぬるりとした舌が這う感触を避けたくて身体が自然に逃げをうつ。 しかし身体はどんどん追い詰められ、小さな体の震えはがくがくと大きなものに変わる。 「いやぁぁぁぁ」 絶叫しつつ、また頭の中が真っ白になる。 身体が余韻に更に震えるのを俺は止める術もなく、ただだらしなく口を開け大きく息を吸うことしかでかなかった。 「へぇ。逝くと入口だけじゃなくて中までうねうね動くんだ。元診療所の物件借りれたのはよかったよなぁ」 「あうぅぅぅ」 男は感心した様に筒を前後に揺らしつつ腹の中をくまなくモニターに映して、俺の中を楽しそうに見ている。 俺は筒を腹の中で動かされる違和感に苦しむが、男はモニターに夢中だ。 「はぁはぁ…己咲の逝くの見てたら、おじさんまた勃起してきたよ」 「ひっ!!」 男は自分の物に手を添えると、シュッシュと刺激しはじめる。 俺が固定されてる椅子に乗り上げてきて、目の前で扱くのを見せ付けてくる。 ちんちんを顔に近付けてきて、唇に押し付けてくる。 先端から出ている液体を唇に擦り付けてくるが、俺は口にぐっと力を入れた。 「ほら口開けろ!」 「んもっ」 俺の抵抗も虚しく、男に頭を捕まれ無理矢理口の中に押し込まれた。 男が出し入れをするガボッガボッという空気を含んだ音がしている。 「飲み込めっ!!」 「んぶぶぶぶぶ」 後頭部を男に押さえられていて、息が出来ないのにまた喉の奥に出される。 鼻で息をしようにもそんな事にまで頭が回らないし、男の陰毛が邪魔で上手く息が吸えなかった。 熱い液体が喉の奥に当たると鼻にまで逆流してツーンと鼻の奥に痛みが走る。 「ぶえぇぇ。ゲホッゲホッ」 男の物が口から引き抜かれると、胃の中を床に吐き出した。 しかし、男はそんなこと気にもしてないのか俺の顔に白濁したものを絞り出す。 顔に粘着質の臭い液体がふりそそぐ。 その臭いにもまた吐き気が込み上げてきて、せりあがって来たものを吐き出す。 「身体にも擦り付けてあげるね」 男はそう言うと俺の唾液で濡れたものを、乳首や胸に擦り付けてくる。 まるで犬のマーキングみたいだ。 「吐いたらお腹すいたでしょ?ご飯食べようね?」 胃はひっくり返るのではないかと言うほどキリキリと痛みを放っている。 男が言うように胃の中は空っぽだろうから空腹なのだろうが、食事を食べるような気には到底なれなかった。 しかし男は嬉しそうに手足の拘束を外していく。 身体は脱力しているので、満足に抵抗もできないまま男に抱き上げられ移動していく。 「ごはんだよ」 男が上機嫌で皿に乗った冷凍炒飯を持ってくる。 食事を用意している間、俺はそれを椅子の背もたれに身体を預けぼんやりと力なく見ていた。 再び男に抱き上げられ膝に乗せられると、男はスプーンで炒飯をすくいあげる。 そのまま口許に持ってこられると思ったのに、俺は男の行動に驚いた。 「んー。新発売のやつ旨いな」 男は冷凍炒飯を口に放り込むと、もそもそと食べ始めたのだ。 咀嚼するクチャクチャという音が妙に大きく聞こえて気持ちが悪くなってくる。 「んっ」 男は食事をしながら俺の乳首を指先で弄びはじめる。 摘まんだり、弾いたりしてくるのに俺は身体に力が入らないせいで抵抗もできない。 男は俺が乗っている方の足を貧乏揺すりをする様に小刻みに揺らしているせいで太股が玉を強制的に揺すられる。 「ほらはへ(たべ)ろ」 「…!!」 俺が下半身や乳首への刺激に翻弄されていると顎をとられ、男の方を向かさせられた。 すると口の中でぐちゃぐちゃに噛み砕いた食べ物を見せ付けてくる。 俺が意味が分からず戸惑っていると、そのまはま口付けられる。 「んー!!」 気持ち悪くて顔を反らそうとするのに、がっちりと顎を押さえられたいて逃げる事もできない。 口の中にはぐちゃぐちゃになった食べ物と男の唾液が混ざったものが流れ込んでくる。 俺が思わずコクンコクンとそれを飲み込むと男が満足そうに舌を絡めてくる。 そんな時でも乳首を触っている男の目はギラギラとしていた。 「おじさんとのキス気持ちよかったの?これから食事は毎回おじさんが食べされてあげるね」 何度もどろどろにした食べ物を飲み込まさせられ、その間中身体をまさぐられていた。 こんな事いつまで続くんだろうかと男に舌を絡められながら男の手に翻弄されながら思う。

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