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第7話

俺はいつぶりかに洋服を着せて貰って久し振りに外に居た。 長期間服を着せてもらって居なかったので、いざ洋服を着ると違和感が大きく不思議な気分になっていた。 「少しでもおじさんの事を言うような素振りをしたら…分かってるよね?」 「は、はい…」 俺は移動途中、車窓から見える自然光に目を細めているとよく知った場所に車が到着する。 男が言うには、今日は俺が男の元へ引き取られてから1ヶ月にあたり、施設に俺の生活や、両親との関係などを報告する為の面談があるらしい。 その面談を受けるために俺は以前住んでいた施設に連れてこられ、現在施設の駐車場に居た。 首輪に男の手がかかると、反射的に身体が恐怖でびくりと震えてしまう。 「じゃあ、行っておいで」 俺はワゴン車から下ろされると、ぽてぽてと施設の入り口の方へ歩いていく。 男は駐車場の隅の方へ車を停めたので、施設の入り口までは少し距離があった。 「どうも、こんにちは」 下を向いて歩いて居ると突然後ろから声をかけられた。 俺がはっと顔をあげ、声の方向へ目を向けると、そこには俺の両親になると言われて居た人達が立っている。 改めて見ても、二人とも見た目は人の良さそうな夫婦と言った雰囲気だ。 + 「じゃあね己咲くん!」 「さ、さようなら…」 面談は滞りなく終わった。 何度もここに戻ってきたい、あの男の元から逃げたいと何度も口にしようとしたが、車を降りる前に言われた言葉を思い出して結局は何も告げられぬまま面談は終わってしまった。 虐待などされていないか身体検査もあったが、男はこの事が分かっていたのか拘束も跡の残らない物にしていたし、首輪の跡やえっちなあとも上手く隠せる様に何か細工をしたらしい。 「では失礼します」 施設の外に出ると、遠くからは子供が遊んでいる楽しそうな声が聞こえている。 そんな声を背に受けながら車に歩いて行くのはとても気が重かった。 今戻れば助けてくれるかもしれない。 そう思い直し急いで踵を返したのだが、すぐに手を掴まれてしまい男の待っている車まで引きずられて来てしまった。 ガーッ 「お・か・え・り」 ワゴン車のスライドドアが開いて男に出迎えられ、ニヤついた顔を見た瞬間俺はもう逃げられないのだと悟った。 「んぷっ、んむっ…」 俺は車に引き込まれるとすぐにキスされ、そのままシートに押し倒された。 腕は背中でひとまとめにされ、男がキスの合間に散々薬を打ち色が変わってしまった乳首をピンピンと指で弾いてくる。 俺は既に陥落寸前だ。 「ひうぅぅぅ」 履いていたハーフパンツをあっさり引き下ろされ、ぬるぬるの液体を前触れもなく尻にぶちまけられる。 男は脂ぎった指でくぷくぷとその液体を孔に塗り込むと、棒状の物を無遠慮に押し込んできた。 乳首にはブルブルと震える器具を医療用のテープで取り付けると、男はぼくを置いて運転席の方へ移動していってしまう。 エンジンの起動音がして、車が動き出した。 またあの家に帰るのだと考えただけで俺はボロボロと涙が出てくる。 「はい。着いたよ!」 少し車を移動させたのであろう男は、すぐに後部座席に戻ってきた。 俺にしてみれはびっくりするほど一瞬の出来事だったので、心の準備も何もできていない。 「ほら。己咲のお友達だった子達が遊んでるよ」 「う゛ぅ」 「また泣いちゃったの?」 車の窓から見えたのは運動場で遊ぶ施設の子供達の姿だった。 男は車をこの運動場が見える場所に移動させてきたかったのだ。 「おじさんのペットになって1ヶ月記念なんだからもっと嬉しそうにしなきゃ」 「んんっ、うぐっ」 じゅぽっじゅぽっ 俺の後ろに回ってきた男に顎を固定され、家族同然に育った子達が無邪気に遊んでいるのを見ながら孔に入り込んだ棒を激しく抜き差しされる。 「ほら少し遠いけど、お腹に力を入れないと己咲のエッチな音が皆に聞こえちゃうよ」 「んっ、んん~」 俺は顔を反らしたくても男に顔を固定されているせいで、外の様子から目を反らせない。 車内には男が俺に突き刺さっている棒を抜き差しする水音が響いている。 じゅぼんっ 「あ゛あ゛ぁぁぁ」 腹に力を入れていろと言われれば俺はその言葉に従うしかないので、孔に集中していると男が棒を力任せに引き抜いた。 「あ゛っ、あ゛がっ」 「身体は素直だね。今から丹念に育てたケツアナ犯してあげるからね」 孔に集中しているところだったので引き抜かれた刺激をダイレクトに感じてしまい、俺は身もだえる。 男が孔の淵をゆるゆる撫でていたかと思うと、指をぐいっと差し込み左右に開く。 腹の中に外気が触れて背中に悪寒が走った。 「ぐふふ。ぐっぽり開いてるのに、きゅっきゅっ締め付けてくるね。痙攣までしてそんなに気持ちよかったのかぁ」 「やだぁ…さわらないで…おしり触らないでぇ」 首筋をベロリと舐められ、ぞわっと嫌悪感が沸き上がる。 「せっかくだから、お友達にも己咲が気持ちよくなってる声聞いてもらおうね」 「え…なに」 男がキーを取り出し、ボタンを押している。 その後車の窓を開いて俺の上半身だけを車外に出す。 男はシートに寝転んで俺を足の上に股がらせた。 「やだ…こんなの!あ…」 「あ、みさきー!!」 俺が車から顔を出した事で、施設で仲良くしていた友人達が俺に気が付いた。 すると、運動場のネット越しに数人が近付いてくる。 運動場は車より少し低い場所にあるので、俺は見下ろすようなかたちになる。 「元気してたかー?」 「何で登校日来なかったんだよ?」 「新しい家どうだ?」 「こんな所で何してるんだ?」 矢継ぎ早に質問してくるのに戸惑ってしまったが、ちゃんとしないと俺が何をしているのかバレてしまうので顔に笑顔を張り付ける。 「…っ!!元気だよ…新しい家になれなくって体調崩してたんだ」 「へー!!」 何とか対応をしているのを嘲笑うように下半身への刺激が再開される。 ぐちゅぐちゅという水音が友達へ聞こえてしまうのではないかと気が気ではなかった。 「ふっ…み、みんなこそ元気だった?」 「当たり前だろ~」 なんとか平然を装っているのに、尻に熱い何かがぴとっと触れる。 俺はそれにギクリとするが、表情を崩すわけにはいかない。 「今サッカーしてたんだけど、己咲もどうだ?」 「う゛っ…もう帰らなきゃいけないから今度な」 尻に当たっていた熱い物体は、尻の割れ目をなぞるようにズリズリと上下に動いている。 「えー」 「仕方ないよっ!!」 前触れもなく襲った衝撃に目の前にチカチカと火花が散る。 そのすぐ後にじぃぃぃんと痛みが追ってきた。 「どうした!」 「だいじょうぶ…膝ぶつけただけだから」 「なんだよぉ。ドジだなぁ」 その場をなんとか誤魔化すが、俺の事はお構いなしに男の腰はゆらゆら動き出す。 「それで、先生がさ~」 「違うだろ!あれはお前が」 「っ…ふーん」 男の動きはどんどん大きくなり、孔を男のモノが行き来してるのを感じる。 俺は漏れ出そうになる声を押さえるのに必死で、友達の話に相槌を打っているように装うのが精一杯で話の内容など一切頭に入ってこない。 不意に男の動きが早くなるのを感じ、俺も声を我慢するのももう限界だった。 「あ、俺達もう行かなくちゃ!」 「ほんとだ!」 「じゃあな己咲!また夏休みが終わったら学校でな!」 「うん…イクよ…」 男が俺を追い詰めるようにちんちんにまで手をのばしてきた。 そのまま大きな手で刺激されると、先程と違い痺れるほどの快感が襲ってくる。 「絶対だぞ!」 「またなー」 「イク…イクイクッ」 友達が施設に走って行く後ろ姿を見ながら、俺は男に追い込まれあっさりと絶頂した。 「はぁ…はぁ…」 「ぐふ。お友達に逝ってる顔見られなくてよかったね」 「んむぅ」 膝の力が抜けて男の上に崩れ落ちる。 男は満足そうに俺の顔を自分の方へ向かせ、口付けてくる。 じゅぽんと男のモノが抜け落ちる音と外で遊ぶ施設の子達の声を聞いていると、窓から見える真っ青な空は霞んで見えた。

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