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第8話

男はスウェットを引き上げるとそのまま運転席に行き、エンジンをかけて車を発進させる。 俺は放心してしまって、後ろに流れていく景色をぼんやり眺めていた。 窓は少し空いたままになっていたので、久々に感じる風が心地よかった。 「さぁ…次の目的地についたよ?子供は入っちゃいけないところだからここに入ってこっそり入ろうね」 エンジンが止まったのを感じる。 何処かの駐車場に停車したようで、コンクリートが剥き出しの天井が見えていた。 腕を縛られたまま身体を丸めさせられたかと思うと大きな袋のような物を俺に見せ付けてくる。 「バックの中で暇だろうから玩具を一緒に入れておいてあげるね?」 「やだ…そんなの…いらない」 「お友達や知ってる人に会ったらなんで皆悪い子になっちゃうんだろうね?」 男は大きなため息をつくと俺を袋の中に入れていく。 俺は嗚咽をもらしながら抵抗を試みるが、時折強く身体を掴まれると恐怖で一瞬動きが止まる。 「ほら大好きな玩具入れてあげるから大人しくしててね?」 「うもっ!!」 口に丸い物体を押し込まれ、男が頭の後で紐を結ぶために身体を密着させてくる。 身体が密着することで男の汗の腐ったゴミの様な臭いに吐き気がする。 「んんん~」 「さっきおじさんのを咥えこんでたからすんなり入るね」 今度はお尻の孔に大きなモノを押し込まれる。 男が言うように、ほんの数分前まで弄ばれていた孔はすんなり道具を受け入れ、ぷじゅぅぅと空気を含んだ水音が鳴った。 乳首も丸くて卵形の物に挟まれテープで固定される。 「じゃあ、玩具を動かしてあげるね」 「んん~!んん~!」 俺は首を必死に横に振るが、男はそんな俺の事などお構いなしにスイッチを押す。 鈍いモーターの音が腹の中からしている。 「はぁ…はやくしたいけど、我慢するね?」 「んっ、んっ」 男がお腹に押し込んだ物の端を持って前後に揺らしつつ、口に入れられた物の表面をベロリと舐めた。 一瞬唇に触れた男の舌にぞわりと嫌悪感を感じる。 「じゃあ、また後でね」 ジッジジジジッ 男は袋のファスナーを上げると、辺りが真っ暗になる。 それからすぐに身体が浮き上がる浮遊感を感じた。 「んん~!」 外の音が微かに聞こえるだけの真っ暗な空間に、次第に俺は焦りを感じてくる。 ドスン 袋が何かにぶつかった衝撃を感じて、俺は少し安堵する。 何処かに俺の入った袋を置いたのだろうから、すぐに出して貰えるのだと思った。 しかし、いくら待っても袋は開かず俺がモゾモゾと動くと頭に軽い衝撃を感じる。 「んんん!!」 段々真っ暗な袋の中に居ることが怖くなってきて、モゾモゾと動くと今度は身体に取り付けられている全ての器具の振動が強くなった。 お腹の中からはグオングオンと音がして、乳首は刺激が強すぎるせいかむず痒い様な感覚が襲ってくる。 俺は袋の上部を引っ掻くが袋が開くことはなかった。 + ジジジジジッ 「お・ま・た・せ」 「んぶっ…んっ」 やっと袋が開かれた時には俺の全身にはじっとりと汗が滲んでいた。 肌に当たる外気が心地いい。 「汗びっしょりだね」 男は俺の額にかかる髪を避けつつ、額の汗を拭う。 「しょっぱいけど、甘いよ」 男が拭った汗をペロリと舐め、ニヤニヤと不気味な笑みを浮かべている。 それでも男の言葉が理解できないくらいに俺は精神的に疲労しており、意識を保っているのがやっとだった。 「さぁ…おじさんとお風呂で洗いっこしようね」 俺は袋から引きずり出され、既に全裸の男に浴室に連れてこられた。 浴室には大きなビニールのマットが置いてあった。 マットはビニールプールと似たような空気で膨らませるタイプなのか、その上に下ろされるとふわふわとしていた。 「今までの子達は、外に連れ出すと色々問題があるから外出できなかったけど、己咲はおじさんの正式なペットだから今度から沢山お出掛けもお散歩もしようね」 「んっ…」 「ほら、おじさんとチューしよ?」 「ふぁ…んんっ」 マットに寝かさせられ口に入っているボールを取り除かれると、直ぐに口内に男の舌が浸入してきてぬるぬると口の中を舐められる。 「う゛ぅ゛ん゛」 「やっぱり、子供の唾液は甘くておいちぃ。ペットボトルに入れて持ち歩きたいくらいだなぁ。あ、でも飲みたくなったら直ぐに己咲にチューすればいいんだね。ぐふふ」 口の中を執拗に舐められ、足に先程車の中で感じた熱い物体がすり付けられるのを感じて身体をよじろうとするが、がっちりと両手で顔が固定されているので男の手を握る事しかできない。 「やだ…それ…もうやだ」 「なんだもうおじさんに入れてもらう事、期待してるの?己咲はスケベだなぁ」 「ちがう…ちがう…やだ…ひうぅ」 男の手を押し退けようとするが、首筋を舐められ身体がすくむ。 「乳首のブルブルとってあげるね」 「いっ、いた…いたいぃぃ」 もう汗のせいで取れかけていた胸の器具を外され、胸の肉を持ち上げるように揉まれる。 絶え間なく肌に刺激を受けていたので、乳首は痺れた様に感覚が鈍っていたのに男によって噛まれてしまえば痛みが襲ってきた。 「乳首はいい感じに真っ赤だね。次はおちんちんをパンツに入らない位大きくしてあげようかなぁ」 「やだ!そんなことしないでぇ」 男が楽しそうに乳首を吸ったり、噛んだりしながら手が下腹部にのびてくる。 俺はこの男の行っている“成長記録”を見せられながら何度も何度も身体を弄ばれた。 “成長記録”には身体の一部を異常に肥大化させられたり、その課程が記録されていてそれを見ながら俺に自分のモノをしゃぶらせたり、俺の胸に注射を打って楽しんだ。 「まぁ、己咲には拒否権なんてないんだけどね~?」 「ひぐぅぅ」 男は乳首に飽きたのか、遂にお尻に入っている器具を抜き取られた。 内蔵を全部引っこ抜かれる様な感覚に恐怖心が襲ってくる。 「あ゛っ、あ゛あ゛」 「車でもしたのに、まだ入口も中もキツキツだぁ」 男が前触れもなく押し入って来た衝撃に目の前が真っ白になる。 パチュンッパチュン 遠くから何かぶつかる音がする。 「え゛あ゛っ??」 「あ、起きた?」 後ろから男の声が聞こえて、俺は我にかえる。 目を覚ますと、男の太い指が左膝の下にあり俺の足を脇腹につくのではないかと思うほど折り曲げている。 「お゛っ、お゛っ」 「やっぱり子供の身体って、男でも関節が軟らかいんだね。それにしても気持ちいいからって凄いみっともない声が出ちゃってるよ」 後ろからお腹が歪むのでは無いかと思うほど突かれ、言葉ではない音が口からもれる。 「ほらここに手をついて」 男に膝立ちにさせられると、浴槽の縁に手を着くように誘導されそこになんとか手を置くと、男が覆い被さってきてまた激しく突かれる。 「せっかくのワンワンスタイルなのに、首輪外したまんまだったね。ベットに行く時は着けてあげるから安心してね」 「ん゛っ、ん゛っ」 男が腰を動かしながらうなじを掴む。 その行動に、俺はまた首を絞められるのではないかという恐怖に身体に力が入った。 恐怖心で自然と男のモノをぎゅぅぅぅっと締め付けてしまう。 「そんなに嬉しい?」 「あ゛っ、お゛お゛お゛」 男はそんな身体の反応に気を良くしたのか、腰を更に早く動かしてくる。 俺は浴槽の縁を指先が白くなるほど握り、そこに力なく顎を乗せたまま揺さぶられていることしかできない。 「イク時は言わないと、お仕置きだからな!ほらイクぞ、さっきみたいにおじさんの種付けてイケッ!」 「いや!やだ…中に出さないで!やだやだ!!」 俺の訴えなど叶えられるはずもなく、男の出した液体がお腹の中を満たしていく。 名残惜しいのか、液体を中に擦り付けているのか、男はまだ腰を振っている。 「ひっ、ひぐっ、うぅ」 俺は男のモノがお腹の中で跳ね回る感覚に涙を流す。 「あーあ。お友達の前ではきちんと気持ち良くなるの言えたのに…」 「う゛う゛う゛う゛」 男が俺のちんちんからポタポタと垂れる白濁した液体を絞り出す様に触ってくる。 その刺激が強すぎて俺はまた男のモノを締め付けてしまう。 「己咲はお外でする方が感じるのかな??それとも意地悪されるのがいいのかな?じゃあ、今度はお友達に見せ付けながらしようか?」 「やだ!やだ!見せないで!!」 「もう…ワガママばっかりだなぁ」 「あ゛っ、あ゛っ」 また男の腰が動き出した。 早く終わって欲しいと願いながら、俺は涙を流すことしかできない。

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