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第9話

「ん゛っ、ん゛ん゛」 「ぐふ。中にいっぱい出しちゃった」 ぐちゃ、ぐちゃっ 男に腹の中に出された液体を掻き出され、太股をどろっとした液体が伝う。 犬が片足を上げて電信柱にマーキングする時みたいなみっともない格好にさせられる。 浴槽にかけている手に更に力が入って楽しそうに腹の中をかき混ぜる男の指に反応して身体が跳ねた。 「ほら、首輪つけてあげるよ」 俺が何も出来ずにいると何処から出してきたのか首に帯状のものが這い、うなじの辺りでカチャカチャと金属が触れ合う音がしている。 「はい。やっとペットの正装になったね」 「う"う"う"」 俺は男に首輪をつけられてほっとしてる自分が居ることに愕然とする。 1ヶ月肌身離さず着けていた首輪を外された時は真っ先に解放感が立ったが、しばらくするとすぐに喪失感を感じた。 その時はそんな感情を信じたくなくて胸の中に仕舞いこんだのだが、今男に首輪をつけられた瞬間にほっと胸を支配する安堵感が沸き上がったことに絶望してまた涙がこぼれてきた。 「嬉しい?」 「んむぁ」 男に顎をとられ後ろを向かされると、ぴちゃぴちゃとわざと音を立てて舌を絡められる。 俺はその舌の動きに反射的に答え、男の舌に自分の舌を擦り付けた。 片足を上げるように固定していた男の手が離れ足をおろされる。 「んっ、ひっ!!」 「あれ?首輪したら素直になったね?」 男が後ろから俺の乳首を弾きながら内腿の間にちんちんを入れてきた。 急に俺が大人しくなったことを不審に思ったのか男が首筋に吸い付いてくる。 内腿を行き来する熱に自然と孔や身体が反応してしまう。 「ぐふふ。なんだ…首輪をしてないから不安だったのか」 「ちがっ、んんっ」 「えらいえらい。おじさんのが欲しくて孔がヒクヒクさせてるのとっても可愛いよ」 くぽくぽと指を抜き差しされると、自然と太股に力が入って男のモノを締め付けてしまう。 「己咲は正装になると、淫乱なワンちゃんになるんだね」 内部の腹側をトントン指で押され、目の前にちかちかと火花がちる。 顎をベロッと舐められた刺激できゅっきゅっと男の指を締め付けた。 「あっ…」 「名残惜しそうな声を出さなくても、これからベットで淫乱なワンちゃんに沢山お腹にぴゅっぴゅ種付けしてあげるからね。あーあ。こんな事ならリード買わなきゃねぇ。今度はリードも用意しといてあげるからね!」 孔を刺激していた指を引き抜かれ名残惜しそうな声が出たことに男は機嫌が良さそうに笑う。 浴室から首輪に指をかけられながらベットまで引きずられ、大きなベットに押し倒された。 ベッドの上は広くて、空調のきいた部屋の中でサラサラとしたシーツは火照った身体には冷たく感じる。 「んぐぐぐっ」 「やっぱり肉壷の締め付け感たまらない」 仰向けで大きく足を開かさせられ、男が覆い被さって来てすぐに男のモノが押し入ってくる。 男が突き上げてくる度に内臓が口から全部出てくるのではないのかと思うくらい苦しい。 しかも、時折溺れそうになるほど男が舌を絡ませてくる。 その度に俺の意識は真っ白になるが、男が乳首をつねったり伸ばしたりしてくる刺激で気絶することもできない。 「ぁ…ぁ」 「ぐふふ。おじさんのザーメンで髪までどろどろ」 男は満足そうに俺の身体を観察している。 しかし俺は疲労感で吐息の延長の様な声しか出ず、ぼんやりと染みのできている天井を眺めていた。 身体中軋むように痛みを放っているし、ねばねばとした生臭い液体が身体を汚しているのにも不快感がある。 「反応悪くなっちゃったから、己咲の大好きなお注射しようね?」 「やっ…おちゅ…や!」 男は一端ベットから降りると、シルバーのケースを持ってくる。 その中には注射器が入っている事を知っているので、気持ちだけは逃げようとするのだが実際は指一本動かせないでいた。 「面談で身体検査があるって聞いてたから控えてたけど、今日からは己咲のちんちんも大きくしてあげるからね。乳首も毎日いろんな器具で引っ張って大きくして、常にとんがり勃起乳首にしたら可愛いブラジャー沢山買ってあげるからね」 「いや…やだっ」 カチャカチャと音がしているが、その音が怖くて仕方がないのに俺の体は俺の意思に反して全く動かない。 逃れたくて気持ちだけははやる。 男の言葉に更に恐怖が押し寄せてきてぽろぽろと涙が頬を伝ったいく。 「嬉しくて泣いちゃったんだね。大丈夫だよ。前の子達は急ぎすぎちゃったけど、己咲は優しく厳しく躾てあげるからね」 男はニヤニヤと薬が充填された注射器を持ってベットに腰かける。 ギシリとスプリングが軋む音と、男の体重でベットが男の方へ傾く。 俺が泣いているのを嬉しいからと勘違いしている男に涙を舐めとられる。 頭を撫でられつつちくりちくりとした痛みを胸に感じ、その後にちんちんにも手がのびてきて同じ痛みが走る。 少量薬を注入して、また別の角度で針を沈め少量薬を注入してくる。 「おっぱいには何度も注射してあげたけど、ちんちんには2回目だね」 「い゛っ、い゛い゛」 心臓の鼓動がどんどん早くなってきて注射をされた場所が焼けそうに熱い。 男は俺のちんちんを玉ごと持ち上げ、手の中でふにふにと弄びはじめる。 「このお薬ね、おっぱいのと違うんだよ?己咲にわかるかなぁ?」 手のひらで弄びながら、反対の手では先端の割れ目を重点的になぞられる。 そんな刺激にぐつぐつと熱く、玉の中にマグマがあるみたいだ。 「お゛っ、お゛ぉ゛」 「早速効いてきたね」 男は楽しそうにふにふにと玉を転がしている。 俺はシーツをぎゅうっと握りしめて喉を反らす。 「ぐふふ。凄いでしょ?これね…ここの中の精液を媚薬に変えちゃう薬なんだって」 「お゛ぐ、お゛お゛」 「触られるだけで気持ちいいでしょ?これで射精したらどうなっちゃうんだろうね?壊れちゃうかな?射精中毒になっちゃうかもね」 おれは最後の力を振り絞って、首を横に振って身体を反転させる。 「や、やぁぁぁ!!」 「そっか、ミルクを搾って欲しかったんだね。気が付かなくてごめんね。今から沢山ミルク搾りしてあげるよ」 身体を反転させたところで再びちんちんを捕まれ今度は力強く揉まれる。 背中にビリビリと電流が走り、米神に痛みを感じる。 ぶしゅっ、ぶしゅっと音を立て吐き出される精液に目が眩むほど気持ちよくて自然と男の手に自分のちんちんを擦り付けていた。 「また勝手に逝ってる…本当はお仕置きだけど今は気持ちよくってそれどころじゃないね」 「いひぃぃぃぃぃ」 「鈴口気持ちいいの?おじさんの手、もうどろどろだしふやけちゃった」 「かぷぉ」 俺の出した精液で汚れた手を目の前に出された。 男の言う通り汚れた手は、綺麗にでもしろと言わんばかりに口元に押し付けられる。 チロチロと舌を出して、それを素直に舐めると指が咥内へ侵入してきて指を舌に擦り付けられる。 それでも俺への刺激はひっきりなしに行われ、俺は遂に意識を保っていることが出来ず目の前が真っ白になった所で意識を手放した。

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