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第11話

「やだ…もうやだぁ」 学校で力尽きた俺は男に抱きかかえられ車に乗せられた。 今から男の運転で帰路につく最中だ。 なんとか下校時間より少し早く学校から出れて安堵したが、しかし男の仕打ちを思い出して俺は耐えきれず涙がボロボロと溢れてくる。 やっと会えた友達とも満足に話すこともできなかったのは、男の出した精液独特の臭いが俺に染み付いている気がしてそれに気付かれてしまうのが怖かったからだ。 胎内から溢れ出た液体で下着を濡らしている不快感と、冷たさに益々悲しくなってきて無駄だと分かっていても嗚咽を漏らしてしまう。 「学校楽しかったね。でも、生徒用のトイレにすれば良かったなぁ」 「・・・・」 男は鼻歌を歌いながらハンドルを握っていて、俺の嗚咽をBGM位にしか思っていなかった様だ。 横で上機嫌に話を始める男に俺は愕然としてしまった。 生徒用のトイレは入り口がパーティションで目隠しがしてあるだけで入口に扉などはない。 休み時間は当然生徒が頻繁に行き来しているし、少しでも音を立てれば外に声が聞こえ誰が来てもおかしくはない。 そんな事を想像しただけで、俺は恐怖で身体が震えた。 「お尻気持ち悪いでしょ?綺麗にしてあげるよ」 「・・・・」 男が名案とばかりに明るい声を出し、エンジンも止まったので俺はもう家に着いたのかと暗い気持ちで自分の手をぎゅっと力強く握った。 ピッ、ピッ、ピピッ 男が携帯を操作する電子音が隣でしている。 まだ車を降りる気は無いのか男が携帯を操作する度に車が微かに揺れた。 「さぁ、書き込みも終わった事だし、中に入ろうか」 「かき…こ、み?」 男が助手席に居る俺の手をむんずと掴む。 俯いていた俺はおそるおそる顔を上げると大きな建物が見え、その大きな看板には“銭湯”の文字が掲げられている。 「ここでお尻綺麗にしてあげるよ」 「え!やだ…見られちゃう!やだやだやだ!!」 俺は男の手を払いのけた。 パニックになってドアハンドルを引っ張り外へ出ようとするが、ガチャガチャと音がするだけで開くことはない。 「うぐっ」 後ろから不意に首輪を引かれ息が詰まる。 「何処に行くの?己咲はまだ自分の立場が分かってないみたいだね…お仕置きしなきゃ」 「ひぃぃ」 男は俺をそのまま運転席から引きずり出すとスタスタと店の中へ進んでいく。 店内に入ると首輪からは手を離してくれたが、俺は恐怖でカタカタと小さく震える。 ガコン 男が入口にある券売機で入浴券を買っている。 「じゃあ入ろうね…」 俺の手を力強く握り、受付に先程買った入浴券を出して中に入っていく。 脱衣所には平日の昼間なのに人が結構居て驚いた。 男は脱衣所の端のロッカーを確保するとさっさと服を脱ぎ始めるので、俺は戸惑ってそれをただ眺めていることしかできない。 「どうしたの?急に恥ずかしくなっちゃったのかな?」 「・・・・」 「大丈夫だよここに居る人達はそう言う趣味の人達だから」 全て服を脱ぎ終わった男は、ただ立ち尽くす俺を見下ろして気持ち悪い笑みを浮かべて服の脇から手を入れて直接乳首を撫でてくる。 ぞわっとした嫌悪感が背中を這い上がってくるが俺は未だに動けないでいた。 小さな声で言われた言葉の意味が理解できず、ズボンの生地をぎゅっと握りしめる。 「おじさんにいっぱい種付けされてお尻気持ち悪いでしょ?皆に己咲のえっちで開発途中の身体を綺麗にしてるところ見てもらおうよ」 俺は大きく首を横に振って拒否の気持ちを表す。 しかしそんな意思表示も虚しく、ズボンのホックを外され男の手がパンツの中に入ってくる。 男の後ろには見ず知らずの大人達が沢山居て、たまに此方の様子を伺って居るのか時折目が合う。 目が合うと反らされる訳ではなく、興味深そうに顔をまじまじと見られるのがまた恥ずかしい。 「ちんちん弄られるの気持ちいいでしょ。さっき学校であんまり逝ってなかったもんね」 「やっ…やだ…」 男の大きな手がパンツの中でちんちんを刺激してくるのに頭では拒否したいのに、身体は勝手に男の手に翻弄されはじめる。 足は思い出した様にがくがくと震え、その震えのせいで勝手にズボンとパンツがずり落ちていく。 まだ成長途中の小さなちんちんを揉まれながら上着も奪われてしまうが俺はそれどころではなかった。 「なに?もう気持ち良くなっちゃったの?お腹中も溢れさせちゃって…」 「んっ…んっ」 太股には先程学校の職員トイレで散々中出しされた精液が再び孔から伝い落ちてきている。 男はそれを嬉しそうに指で掬い上げると乳首に塗りたくりはじめた。 「お風呂で皆に見てもらう前に、おじさんの匂いをちゃんとマーキングしとかないとね」 男が摘まんだり押し潰したりして刺激すると、俺の乳首はみっともなくピンッと尖る。 「首輪はつけたままにしてあげるからね。ちゃんとリードも持ってきてあるんだよ」 男は脱いだ服のポケットから細いコードを取り出すと首輪に繋いだ。 そのコードを少し長めに持ち、男は意気揚々と進み出したので俺はそれに着いていくしかない。 首輪もそうだが、身体に残る痕が多くの人の目に曝され皆興味津々に俺を見ているのを感じる。 俺達が中に入るのに、何人かは一緒に着いてきた。 「さぁ身体を綺麗にしようね」 「・・・・」 中に入ると、大きな湯船が何個かあって施設のお風呂を思い出す。 湯気のせいで少し視界が悪いが、男が首輪に繋がるコードを引いているのを洗い場に居た人達が好奇の目で見てくる。 風呂の一番奥の洗い場が空いていたので男がそこにあった椅子に腰を下ろす。 俺は男の膝に跨がる様に座らさせられ、男の太股の毛が肌に当たる違和感でもぞもぞと居心地悪さを感じていた。 「いつもみたいにおじさんの身体を洗ってみせてよ」 「で、でも…」 男は俺の身体に備え付けのボディーソープを垂らすとぬるぬると手で泡立てはじめた。 家中何処でも時間も関係なく俺を犯して楽しみ、俺が一人で汚れた身体を清めるために風呂に入って居ても突然入ってきて男の身体を俺の身体で洗う様に強要される。 当然はじめの頃は拒否していたのだが、そうすると殴る蹴るもさることながら更に酷い仕打ちを受けることをこの数ヵ月でみっちりと身体に叩き込まれてしまった。 しかし、まだ理性の方が強く働いてしまって反抗してから絶望的な気持ちに成ることもしばしばある。 「んっ…」 「もったいぶらなくても、己咲の身体は反応してるよ。さっきから勃起乳首コリコリさせて…家に帰ったらまたシリンダーで乳首吸い出して引き伸ばしてあげるね?」 ぬるつく手で男が執拗に乳首を刺激してくるので脱衣所での事もあって下半身へは自然と熱が集まってくる。 俺は無意識にくいくいと男の毛むくじゃらの太股に股間を擦り付けて少しでも気持ち良くなろうとしてしてまっている。 俺はそれを誤魔化す様に男の身体を自分の身体を使って洗い始める。 「ほら」 「ううう…」 男の腕を足に挟んで洗っていると、ニヤニヤと笑いながらべろりと舌を出した。 それは俺へキスをしろという合図で、俺は涙目になりつつ身体を折り曲げて男の肩に手を置いて顔を寄せた。 どうせ拒否してもコードを引かれ無理矢理キスさせられるので、ここまで来ると抵抗するだけ無駄だ。 くちゅ、ちゅぴっ、ぐちゅ 風呂の水が流れる音ではない微かな水音を立てながら舌を絡ませる。 そうすると周りからは小さくおぉーという声が聞こえてきて恥ずかしさが増す。 「今度はおじさんが己咲を洗ってあげるね」 そう言うと男の指が孔にするんと侵入してきた。 驚いて男の顔を見るが、俺を他人に見せびらかしているという優越感を感じたので止めてくれる気はないだろう。 「学校でしてたから3本余裕だね」 「んんっ」 「おじさんの首に抱きついてかわいいなぁ…おじさん今日は張り切りすぎちゃって今は勃たないけど、指で沢山気持ち良くしてあげるからね」 ぶちゅっ、ぐぶぅ 男が指を動かすと空気を含んだ水音が響き、男の首を更に強く抱き締めてしまう。 「今、指抜いたらどうなっちゃうかな?」 「!!」 俺は激しく首を横に振るが、男は楽しそうな顔で勢い良く指を引き抜く。 ぶぷゅっ、ゴプッ タイルに恥ずかしい音を立てて半透明になり始めた精液が飛び散る。 孔を開くように指で固定され、肉が勝手に収縮して音を立てながら腹の中の液体が吐き出されていく。 周りからは興奮した様な声が聞こえたが、もうそんな事はどうでもよかった。 「綺麗になったかな?」 「ひぃ!!」 男は確かめるように孔に再び指を沈め、前後左右滅茶苦茶に指を動かした。 俺はその刺激で逝ってしまって男の指をぎゅうと締め付けてしまう。 「あーあ。己咲ってば皆に見られながら逝っちゃったね…ギャラリーも増えてきたことだし皆と遊んでおいで」 「え?」 男は俺の震える身体を持ち上げ、コードを伸ばして俺達の様子を見ていた人達の前に差し出した。 「挿入意外なら触っていいですよ?」 「やだ!」 男がそう言うと、一気に俺に手がのびてくる。 身体中を触られはじめ、孔を指で弄くりまわされたり、俺の手や腋や膝の間や髪の毛にまでちんちんを擦り付けてきて興奮した息を吐いている。 俺はただただ恐怖で震えている事しかしできない。 「ひゃぁぁぁ!!」 知らない男にちんちんを口に含まれたところから気持ち良さからその先の記憶がない。 覚えて居るのは散々身体を弄ばれている間、男はずっと機嫌が良さそうに俺へ繋がるコードを握ってただ俺が辱しめを受けているのを見ているだけだった事だ。 髪の毛まで知らない男達の精液で汚された頃、やっと宴は終了して俺はその汚れをシャワーで洗い流して貰った。 「さぁ今度こそおじさん達のおうちにかえろっか。また沢山あ・そ・べ・る・ね」 男が俺の耳元で上機嫌に話す声に俺は絶望感しか感じなかった。

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