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第16話
俺の朝は胎内に埋め込まれた男のモノを引き抜く事からはじまる。
「ふっ、うんんっ!!」
接合部分が乾いて引きつる感じがするが、男を起こさない様にまだ残る余韻に震える身体を男から放す。
俺は音を立てない様にふらふらとした足取りでキッチンに向かう。
中学にあがってから料理を少しずつ覚えはじめ冷凍食品やスーパーの惣菜の回数は格段に減った。
作り置きも本などで勉強して常備するようにしている。
男は多淫というものらしく、所構わず俺を求めてきたので自分が料理をできる時にしておかないと食事すらまともにできず冷凍食品の同じメニューのローテーションになってしまう。
「よし…」
俺はなんとか朝食の準備を終え玄関へ鞄や着替えを持っていく。
男に飼われる生活をしはじめ、出掛ける時とプレイ以外は服は着せて貰えない。
部屋で服を着ているとすぐに奪われてしまうので、玄関に着替えや鞄を置いておくのが一番だと男との生活で学んだことだ。
全ての準備を終えるとスルリと寝室へと滑り込ませる。
時計を見るとまだ日も登りきっていない時間帯だ。
「んっ…んぼっ」
布団に潜り込んで男の股間へ顔を近付けた。
コンドームを外すとむわっと精液と男の臭いがするが、俺は手早くコンドームの口を結んでベッド横のゴミ箱にそれを捨てつつゆっくりと男のペニスを口を含む。
口の中に唾液を溜めてそれを全体にまぶすように頭を上下に動かした。
独特の味を味わうように舌を絡めて行くと、ペニスが舌の上で跳ねはじめた。
「んぐぐっ!!」
急に頭を押されて喉の奥にぺニスが進んでくる。
俺は苦しさと、反射による吐き気を堪えつつぺニスに舌を這わせた。
強制的に頭を動かされ目の前にチカチカと火花が散りはじめる頃、喉の奥に熱いものがぶちまけられる。
「おはよう己咲…」
布団をめくって覗き込んでくる男は笑顔だった。
「ほらいつもの出すよ?」
男が頬の内側にぺニスを押し付けながら精液ではない液体を注ぎ込んでくるので、俺はそれを溢さないように喉を鳴らして飲み込む。
「んあっ」
「よしよし。今日もちゃんとごっくんできたね」
ぺニスを引き抜かれ、すぐに口の中に指が侵入してきて舌を捕まえられる。
口を強制的に開けられきちんと飲み込んだかを確認されるのも日課だ。
俺も尿意にもじもじと足を擦り合わせていると、男がそれに気が付く。
「己咲も出させてあげるね?」
男が起き上がり、俺は腕を取られズルズルとトイレに連れて行かれる。
俺を便器の前に立たせると男がぴったりと俺の後ろに立つ。
ぺニスを便器に向かって支え、男の顔と生臭い息を耳元に感じる。
「己咲…よし」
「あ゛っ」
男の言葉に、俺は便器の中へ黄金の液体を排出させる。
俺が排泄中にも関わらず男は指を孔に滑り込ませ、それを上下に動かして遊ぶのが最近のブームらしい。
「ごしゅ…ご主人しゃま!それ…だ、だめ!!俺…おひっこ…してるから!!」
「お尻ほじほじされながらおしっこするの好きでしょ?」
「あ゛あ゛っ、や、やめでぇぇ」
「美味しそうにおじさんの指もぐもぐしてお尻はこんなに素直なのに…」
腹側のコリコリした部分を重点的に攻めるぐちゅぐちゅという音と、便器に排泄する水音が狭いトイレに響く。
どんどん排泄の勢いが弱くなり、下半身に別の熱が溜まってくる。
「お?勃起しちゃっておしっこ止まったね?」
「ひっ、ひぅ…」
男は俺のぺニスを振って先端から水分を飛ばす。
空いた手で乳首をクリクリと刺激してくるので、腰が自然と揺れるのを男は満足そうに見ている。
「ちょっと早いけど、カテーテル入れちゃおうか」
男はおもむろにしゃがみこみ、トイレに置いてある小さな棚の引き出しを開ける。
引き出しの中にはパッキングされたカテーテルが入っていて、それをビリビリという音をたてながら破いていく。
「あ゛っ、う゛う゛う゛」
カテーテルの先端を男が唾液で濡らし、俺のぺニスにゆっくりと沈めてくる。
ぺニスに痛みを感じつつ俺はそれを太股を掴み、なんとかやりすごす。
カテーテルが一定の長さ沈んだところで、俺の意思とは関係なく残りの液体が便器の中へ落ちていく。
男はカテーテルごとぺニスを上下に振って液体を飛ばし、クリップの様な器具でカテーテルを挟む。
男は満足したのか俺を置いてトイレを後にするので、俺は座り込んで下半身が静まるのを待つ。
「ちゃんと口濯いできた?」
「はい…」
何とか勃起が収まったところでリビングの男の元へ向かう。
男は俺が作った朝食をテレビを見ながら既に食べはじめていた。
リビングに戻る前に顔を洗って口を濯いできたのを確認され、それに素直に頷く。
テレビでは朝のニュース番組の明るい声が聞こえてきている。
俺は男の膝に座り口を開けた。
「んっ」
男は食べていた物を飲み込み、新たにベーコンを口に含むと俺に口付けてくる。
ベーコンを男の唾液と共に口の中に流し込まれ、俺はそれを噛み砕く。
ベーコンを飲み込むのを見計らって男は俺の乳首を空いた手で摘まんでくる。
「己咲…今度はおじさんに食べさせて」
男は箸を俺に渡してきたので、それを持って震える手で卵をすくいあげた。
男が乳首を根本から搾るようにしごいてくるので、益々手が震えてしまう。
何とか男の口に卵を運ぶとクチャクチャと音を立てて咀嚼している。
男に食べさせたり、口に運んだ物を俺に食べさせてきたりと何度が繰り返してやっと食事が終わる頃には俺の乳首はピンと上を向いてまた下半身が反応してしまっていた。
「ほら学校に行く前に、おじさんのミルク飲んでいきない」
「んぶっ…んはっ」
膝の上から降ろされて、俺は机の下に座り込む。
男が手で自分のぺニスを刺激するのを目の前に大きく口を開ける。
熱い精液が口にめがけて注ぎ込まれ顔にも飛び散るが、俺はそれを手で集めて全て口の中に入れる。
ごくりと精液を飲み込むのを見届けて満足したのか、男は俺をそのままに寝室に戻っていく。
「いってきます」
俺は急いで仕度をして家を出た。
一応家の中へ声をかけるが当然ながら返事はない。
通学路を歩きながら、ふと我に返ると吐き気が込み上げてきて俺は公衆トイレに駆け込んだ。
個室に入ると、すぐに胃の中の物を全て吐き出す。
制服や服を着ると家での異常性に精神が苛まれることがある。
何で俺がこんな目に会わなければならないのか、何で俺なのか。
しかし、施設を出てかなり時間もたち警察に行こうにもなんと説明をすればいいのだろうか。
乳首は服の上からでも尖っているのが分かるほど肥大化させられていて、男なのにアンダーを着ないといけないほどピンととがっている。
ぺニスも年齢の割りには赤黒くグロテスクに改造されて、今は先端にカテーテルが刺さって排泄の管理までされているのだ。
何よりも、男は俺と養子縁組の手続きをしていて義父に性的虐待を受け身体を厭らしく改造されていますと警察に説明すると考えただけで苦痛でしかない。
そうなれば俺は好奇な目で見られるであろうし、居場所さえも無くなってしまう。
どんな形であれ、俺だけを見てくれる存在は親の居ない俺にとっては男だけであったし、唯一の支えだった。
俺は気を取り直して口許を手の甲で拭い、学校へ向かう為に走る。
「おはよー」
「己咲おはよ!」
学校へ近付くにつれ、顔見知りがどんどん増えていく。
この町もどれだけの期間居るのか分からないが、クラスメイトとは仲良くやっている。
性行為だけを行う肉人形の役目から離れ少し心が安らぐ場所が学校だ。
矛盾しているのは十分に分かっているが、俺はどっちも手放せない。
俺を体のいい肉人形だと思っていても俺を求めてくる男という存在と、その男からの逃げ場である外の世界。
しかし、外の世界では俺は大勢の中の一人だ。
そう考えるとどんなに男に酷い仕打ちを受けても男は俺を愛してくれているし、俺も男を愛している。
それがどんなに歪で狂った関係であっても、逃げたいと思う気持ちと同時に男と居たいという気持ちもあるのだ。
この気持ちをどうする事も今の俺にはできないし、思い付きもしなかった。
「ふふふ。己咲おかえり」
学校が終わる頃、男が校門の前に立っていた。
男の顔を見た瞬間に、恐怖と同時に喜びも感じている自分が居て顔がひきつってしまう。
今日は部活が無いことを伝えてあったのでわざわざ迎えに来たのだろ。
「おじさん今日沢山お仕事してきたから汗かいちゃったし、嫌な事沢山あったよ」
実は俺は男が何の仕事をしているのか未だに知らない。
俺の居ない間に何かしているのだが、いまいちつかめないでいた。
男が俺の手をぎゅっと力強く掴むので、嫌な予感と共に歩き出す男の後に着いていくしか俺に選択肢はない。
「やだ…ご主人様!ムリ!!入らない!!そんなの入らないからぁぁぁぁ!!」
家に帰ってくると、やはり制服を引き裂かれるように奪い取られ風呂場に連れていかれた。
男は首輪を俺に取り付けると、カテーテルを力任せに引き抜いた。
当然1日我慢していたものの栓が抜かれれば関を切った様に溢れだしてくる。
足元に温かい水溜まりができる頃には男は何やらイボイボと突起が沢山ついた器具を風呂場に持ち込んでおり、力が抜けた俺の孔にそれを一気に押し込んできた。
「あ゛っ、あ゛ぎっ」
「己咲は悪い子だな!おじさんに無断でおしっこも、射精もして!お仕置きだ!えい!えい!」
「や゛ぁぁぁ!!おなか…やぶけるぅ」
「もう…己咲がおっきな声でおねだりするからおじさん元気になっちゃったでしょ!!」
太い器具を前後に動かされ、俺は知らない間に射精していた。
必ず男に射精する前に許可が必要なのだが、急な事に頭がついていかない。
器具を掌で奥まで押し込んできたせいで、一瞬意識が飛んだ。
そんな俺の頭をお構い無しで掴み、ぺニスを口に挿入してくる。
男にぺニスを踏まれながらイマラチオされ、また射精してしまう。
朦朧とする意識の中で、男のYシャツの袖口に赤い液体がベットリとついているのが見えたが、すぐに男の陰毛で視界が一杯になり快楽の波にそんなことはすぐに忘れてしまった。
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