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第19話

ピチョン…ピチョン 俺は水の落ちる音と肌寒さで目が覚めた。 身体はダルくまばたきをするのさえも億劫だ。 ぼんやりあたりを見回すと風呂場に連れてこられているらしく、男が丸い身体を屈めつつ身体を洗っているのが見える。 新しく引っ越してきた家は風呂場がゆったりしているのか、俺が足を投げ出す形で座らされていても男と少し距離があった。 「さぁ…己咲も汚れちゃったから、キレイキレイしようね」 俺がぼんやり男を見ていると、男がシャワーヘッドを持って振り返った。 身体についた泡を洗い流され、次に頭からお湯をかけられる。 髪を濡らされシャンプーで少し乱暴に頭を洗われているのを俺は密かに嬉しいと感じていた。 「ここもだいぶ生えてきちゃったね」 男が俺の下腹部を撫で、その後片腕をあげさせられ腋の下を見られた。 流石に身体の成長を止めることはできない。 日々作り替えられていく身体と共に、大人へと成長していく身体が怖くて仕方がなかった。 「ふふふ。ジョリジョリだ」 「ヒッ…」 男は俺の腋に顔を近付け、そのまま分厚い舌でベロリと舐めた。 うっすらと生えてきた腋毛の舌触りが楽しいのか何度も舐められ、こそがしいのと何でそんな所を舐められているのか分からない恥ずかしさとで声が出てしまった。 「己咲も大人になってきたんだねぇ」 「ひぅ!!」 男にペニスを捕まれ、すりすりと先端を撫でていた男によって何か固くて丸いものが押し付けられる。 その痛みでぶわっと生理的な涙が出てきた。 「今から中まで押し込んであげるから、大人しくしててね?」 「な…いぎっ!!イタッ…イタイ!!」 小さな丸い物は、カラフルでBB弾程の大きさだった。 その弾を俺の鈴口に無理やり何個も押し込んでくる。 初めは違和感だけだったのが、個数が増える毎にじくじくと内側から肉が押し広げられる感覚と肉がひきつれる痛みが襲ってきて手足をばたつかせる。 「もぅ。煩いなぁ…静かにしてなさい!」 「ぎゃっ!」 男が少しうんざりとした顔で頬を殴ってくる。 俺は頬を押さえて、ただ震えながらこれ以上男に殴られない様に大人しくている事を選んだ。 俺が怯えている間に、男は銀色の細い金属製の棒を取り出してニヤニヤと笑う。 「巳咲はブジーみるのはじめてだね。とっても気持ちよくなる道具なんだよ?毎日カテーテルで練習してるから、きっと気持ちよくなれるよ」 「や…ぎゃう!!」 これから起こる事が容易に想像できて後ずさろうとするが、元々浴室の端に居た俺は逃げられない。 ぬるぬるとしたローションが先端にかけられたかと思うと、そのまま先端に棒が押し付けられ、冷たさに驚いて声が出る。 男が無遠慮に棒を押し進めると、先程の小さな弾が奥まで侵入してきた。 「膀胱まで入ったかな?」 「や、やぅ…」 「抜き差し気持ちいいでしょ?」 銀色の棒を奥まで押し込まれ、棒の先端についていたリングだけが俺のペニスから生えている。 はじめはリングに指をかけてトントンと小刻みに揺らしていたのだが、次第に大きく抜き差しされるようになった。 抜き差しされる度に、長く射精が続いてる様な快感がずっと身体を駆ける。 目の前にチカチカと火花が散っているかの様に視界も定まらなくなってきた。 棒の隙間からは俺の意思とは関係なく透明な液体が溢れ出てきている。 「ぐふっ。腋もじょりじょり楽しいし、まだまだ身体で遊べるね」 「うぅ…」 「“ヨシ”!」 「えぁ??あぁぁぁ」 また腋を舐められ、乳首を執拗に弄られていると“ヨシ”と許可の声がした。 排泄をする時に、男の掛け声によって排泄させられていたせいで俺はそのワードを言われると自分の意思など関係なく粗相してしまう。 許可の声と同時に銀色の棒を引き抜かれ、緩んだ穴からは当然中身が飛び出してくる。 「ひぃ!!」 「ほら、手をついて?」 まだ出ている途中なのに、男は俺の腰をぐいっと引き上げると浴槽に手をつくように指示してくる。 先程から出している物は洗面器に集められそれがとても恥ずかしい。 震える足を叱咤し、膝立ちになると男の指が孔に入ってきた。 男が胎内に吐き出した精液が指を動かす度に下品な音を立ててタイルに落ちる。 「暖かくなって来たから、おじさん己咲と水遊びしたいなって思ってたんだ」 「うっ…ぐぅ」 男が唐突に告げてきた言葉が理解出来ず震えていると、排泄が終わる。 洗面器には、たっぷりと排泄された液体が貯まっていてその中には男が押し込んだ弾が数戸沈んでいた。 「うん。ちゃんと入れた分が出てきてるね」 「・・・・」 「これはね、水分を含むと膨らむジェリーボールっておもちゃなんだよ。へー。水分含んで暫くするとぬるぬるになるんだね」 洗面器に沈んでいるジェリーボールを男が躊躇なく拾い上げ、指先で感触を確かめている。 「今度はもう少し長い時間外入れておいてもいいね。水分含んで大きく膨らんだら詰まっちゃうかもしれないから、そしたらおじさんがまたブジーでおしっこの穴掻き回してあげるからね」 男が俺のペニスを汚れたままの手で撫でたかと思うと、満足したのか下半身へシャワーがかけられる。 そのまま前も後ろも綺麗にされ、男は先端の丸い注射器の様な器具を持っていたので俺はこれからされるであろう事を想像して額を浴槽に着けて衝撃を待つ。 先程の言葉のせいもあるが、俺の身体が小刻みに震えはじめる。 「ひぅ!」 「奥にローション入れておいてっと…」 するりと細い何かが胎内に侵入してきたかと思うと、奥で冷たいものが放出された。 その冷たさに竦み上がっている俺の事などお構いなしに、男が後ろでごそごそと何かしている。 「ふっ…んっ」 「己咲の孔ひくひくしておじさんを一生懸命誘ってるけど、後でたっぷりハメてあげるから今は我慢してね」 器具を引き抜かれると、中に注入した物が出て来ないように男が指で孔を押さえてくる。 先程中途半端に弄られたりせいで身体は勝手に反応して男を求めてしまっていた。 俺の反応に満足したのか男がぐふふと気持ち悪く笑う。 「ぐっ!!」    何の予告もなく指が退いたかと思うと、何かを挿入され肩が跳ねる。 俺は強く目を閉じて、歯をくいしばってこれから来るであろう衝撃に耐える。 ブシュッ 水の噴水音が聞こえ、どんどん腹が重くなってきた。 腹が苦しくても俺はただ我慢している事しかできない。 「これくらいかな?」 「おなか…」 「よしよし。よく我慢したね」 男がお湯を止め俺に挿入したものを引き抜く。 俺は孔に力を入れて、液体が漏れないようにする。 すると、腹がぐるぐると音を立てはじめた。 男は俺の濡れた髪を撫で誉めてくれたので、少し誇らしい気分になる。 「何個か膨らまなかったみたいだね」 「な…に?」 腹を押さえつつ座り込むと、尻に当たるタイルが冷たくてそこから体温が奪われていく。 男が俺の目の前に何かを差し出す。 細いストロー状の管の先端に青いヒラヒラとしたものがついている。 痛みで冷や汗が吹き出はじめた俺にはその正体などどうでも良かった。 「もしかしたら、何個かお腹の中で膨らまなかった物もあるかもね」 「ふく…ら?ぐっ…」 男が俺の腹を楽しそうに撫で始めるが、自分が何をされたのか全く分からない。 何の予告もなく腹を強く押され、男に許可なく液体が飛び出してきた。 俺は殴られるのを覚悟したが、衝撃はやってこない。 「うん。ちょっとお水は出てきたけど、上手く膨らんでるね」 「やめ…でちゃ…」 男が孔の縁に指をかけ左右に押し広げてきたので、俺は焦って男の手から逃げようとする。 しかし、がっちりと尻を掴まれているので抵抗など皆無に等しい。 しかし、拡げられたのにも関わらず飛び出してくる気配がなかった。 「ほら…巳咲の中から出てきた卵だよ?」 男の体温が背中に貼り付き、目の前に青色の水風船が差し出される。 先程の器具の先端に付いていたのはゴム風船だと言うことにやっと気が付いた。 「凄いでしょ?この玩具で、一度に沢山水風船ができちゃうんだよ?さっき巳咲の中に沢山水風船の卵産み付けちゃったから今から頑張って産もうね」 「くぅ…んっ」 腹を撫でられ、背中に男の生ぬるい体温を感じたまま身体を仰向けに倒される。 壁に立て掛けられていたマットを男が手早く敷いて、その上に男と一緒に寝転ぶ。 「巳咲が卵を産みやすい様に、おじさん手伝ってあげるね」 「ひっ!」 完全にマットの上に仰向けにさせられ、米神辺りに男の毛むくじゃらの睾丸が当たっている。 男が顎の下に手をやり、そのまま上を向かさせられた。 頭を固定されたところで、男のペニスが口に挿入される。 「喉が痙攣してて気持ちいいね」 「おぐぉ…ぅごっ」 男がゆるゆると腰を動かしてくることで、喉の奥までペニスが侵入してくる。 男の動きがどんどん早くなってきて、息ができない。 抵抗しようにも腕は男の脂がたっぷり乗った足で押さえられている。 「んごっ!!」 「あーあ。ごっくんと一緒に出しちゃったのか」 男の腰が大きく動いて腹に直接精液が流し込まれる。 身体に力が入ったせいで胎内に入っていた水風船が勢いよく放出された。 「ゲホッゲホッ」 「まだ残ってるよー」 「ふっ…んんんっ」 口から男のペニスが引き抜かれたのに、男は俺の孔に指を押し込むと何かを掴んで引きずり出す。 少しずつ大きな物が男によって下に移動させられていくのが気持ち悪く足先が丸くなる。 「ひとつだけ大きく膨らんだみたいだね」 「うぁ…」 ジュポッという間抜けな音を立てて引き抜かれた水風船は他の水風船より大きく、マットに散乱している物より二周りほど大きく重そうだった。 俺はだらしなく足を開いたまま、今引き抜かれた水風船をぼんやり他人事の様に眺めていた。

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