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第39話

気持ちが悪くて顔を背けたいのに、顎を掴まれている状態なのでそんな簡単な事さえできない。 悔しさと嫌悪感で目元が熱くなるが、溢れだした涙は目元を覆う布に吸い込まれていく。 「ぶぁっ!」 「ははは。凄い鳥肌!」 「そんなにキスが嫌だったの?傷付くなぁ」 「高橋さんに操でも立ててるのかな?今時古風なんだね」 キスから解放されたので、大きく息を吸い込んだが男達は心底楽しそうに後ろ手にされている腕の鳥肌を撫でたり頭や腹を撫でてくる。 足首を握られてぐいっと上に持ち上げられた事に俺は焦りを感じた。 このあと起こることが容易に想像できるからこそ俺は脚をばたつかせようと力を込めるがびくともしない。 「そっかぁ。操を立ててる割には主人以外の男を誘ってメスアナひくつかせてるんだから、淫乱ペットの管理も簡単じゃないんだな」 「あーあ。泣いちゃった」 「まぁ、泣いても今からもっと凄い事されるんだけどねっ」 「ひぎゅっ!!」 男達からはクスクスとこちらをバカにするような笑い声が聞こえてきた。 ここでも俺は抵抗しようと関係ないのだと思っていた矢先に、腹に凄い衝撃が走る。 「凄いなぁ。びっくりした拍子にトコロテンしちゃってるよ」 「えっ?あぅ?」 「言葉も出ないかな?」 「ガバカバかと思ったけど、ちゃんときゅんきゅん締め付けてるね。高橋さんご自慢のチンポ毎日くわえてるとは思えないよ」 視界が塞がれているのに、暗闇の中で火花がパチパチと目の前に散った。 ぐっと脇腹を掴まれ孔を熱いものが出入りする。 足を押さえつけられていた手はいつの間にか無くなっているようで、足を曲げると何かに当たった。 「あー。こんな男に犯される為だけにあるみたいな名器に中出しできないのが本当に残念でたまらないよ」 「後始末の事考えると、ゴムしなきゃいけないのが残念ですよねぇ」 「あっ。あぁぁ。やぁっ。こ、こし押しつけなっ!!」 「嫌がってても、挿入されればこんな甘えた声出しちゃうんだからってやつは快楽に弱いから本当にちょろいですねぇ。ほら…乳首弄ってやれば腰くねらせながら足絡めてちゃうんだもんな」 出し入れの速度が早くなってきたと思ったら、ぴったりと腰を押し付けられぐりぐりと腰を捻られる。 気持ちの良いポイントからずれているものの、結腸へ入りこもとうしていることが分かり俺は微力ながら抵抗試みた。 そんな行動も男達を喜ばせる事になった様でまた乳首をつままれピアスごとひっぱられる。 乳頭部分を指先で入念に擦られれば男達の言うように腰が動いてしまうのを止められない。 「どうやったらこんな立派な勃起乳首になるんですかねぇ?」 「折角調教された本人がいる事ですし、聞いてみませんか」 「ははは。それは良い考えですな。順番に質問していくなんてどうですか?」 「やめっ、ひぐっ」 見えないので自分が今どうなっているかは分からないが、男達は乳首をぺニスみたいにしこしことしごいてくる。 男達が楽しそうに会話をしている間も俺は犯されているので後ろからはぐぶぐぶと空気を含んだ抽挿音がしていた。 「さぁ。に質問するよ?」 「まずは、乳首開発されたのはいつから?」 「いたっ…い。ちぎれ…」 「ほーら。早く答えないと乳首千切れちゃうよ?」 声は優しいが、乳首から激しい痛みが襲ってくる。 ピアスを引っ張られているのか、それとも力一杯押し潰されているのかは分からないが痛みで息をすることさえ忘れてしまう。 それなのに、俺を追い込む様に腰を動かされて肌がぶつかるパンッパンッという乾いた音が反響し始める。 勝手に体が高められていき、あと少して絶頂を迎えるということろで急に全ての刺激が止んだ。 「えっ?」 「質問に答えないのに、絶頂させてもらえる訳がないよね?いつからかな?」 「うわぁ。色んなところがヒクヒクしてる」 「しかも凄い力で締め付けてきてるし」 呆気にとられていると、孔の周りの皮膚をゆっくりと撫でられて身体は追いこまれているのにゾワッと悪寒がした。 はじめて男に抱かれた時の事を思い出して、恐怖が足元から這い上がってくる様な気がする。 あの時は泣いている俺に問答無用な暴力が降ってきた。 そんな事があったからか、俺の口は自然と言葉を紡ぎだしはじめる。 「4年の時からデス」 「へぇ。それを聞いただけで興奮しちゃうね」 「じゃあ、どうやってこんな立派な勃起乳首になったの?」 「んっ。くす…りを何度もっ!」 「思い出して感じちゃってる?千切られそうな位に締め付けてくるんだけど?」 話している最中だとか、そんな事はお構いなしに孔を熱いものが行き来する。 ゆるいピストン運動に、声が震えた。 「へぇ?じゃあ、このおっきく肥大化させられてるちんちんもおくすりづけにされたってことでいいのかな?」 「そ、そうでっ!!」 「あーあ。ドライでイッちゃった?」 「尿道口もパクパクしてるし、これだけ肥大化するんだったら何処にお薬打っても楽しそうだよね」 質問の後に腹にドスンと重たい衝撃が走って視界が覆われている筈なのに目の前が真っ白になった。 足が勝手に痙攣した様に震えているのが分かる位に意思とは関係なく身体が様々な物に反応している。 それでも俺への刺激も質問もまだ終わりではなかった。 「イタッ!な…にっ?イタッイやめて!やめてください!!」 「おっきいちんちんにはプレゼントをあげないとね!」 「ブジーははじめてかな?はじめてならローションもっと足してあげないとね」 「はじめてにしたら、太すぎるけどね。でも痛い方がペットくんは好きだよね?痛いこと大好きじゃなかったら、ちんちんもこんなにおっきくないし、乳首もこんな勃起させられた上にピアスなんかつけられてるのおかしいもんね?」 一瞬痛みが引いたと思ったら、冷たい物がぺニスにかけられる。 尿道口に再び何かが押し付けられ、早口で捲し立てられた。 男にカテーテルや柔らかい素材や細身の物でなぶられた事はあれども、今回の用な脳天まで突き抜けるような痛みは体験したことがない。 はじめて男に抱かれた時も痛くて早く終わって欲しいとただただ願っていたが、今回のはそれの比ではなかった。 「やめて!やめろっ!イタイイタイイタイ…」 「ペットの癖に、人間様に口答えしちゃうんだぁ?」 「高橋さんに身体はちゃんと躾られてるくせに反抗的なのは、甘やかされて育ったんですかねぇ。自分の立場が分かってないのかな?」 「よしよし。ちんちんが痛いの忘れちゃう位にお腹をズコズコしてあげるからねぇ?」 周りから聞こえる声に、痛みの事も相まって腹がたってきた。 特に男に甘やかされて育ってなんていないし、寧ろ全てを管理された生活なんて元々甘やかされて育ったならとっくに映像の子供達同様俺も捨てられていたに違いない。 誰が望んでこんな狂った生活なんかするのだ。 俺は寧ろ何度も施設に帰りたいとも思ったし、実の両親が何で俺を捨てたんだと恨みもしたが男の母親の話で真実が分かった時は、俺は捨てられたんじゃ無いんだって安堵したと同時に男への復讐も誓ったのに。 何でこんな奴等に身体を好き勝手されなければならないのだろう。 文句を言ってやろうと口を開いたが、すぐに言葉にならない音だけが口から漏れる事となった。 「あまやかされ…ひぎぃ!あ゛っお゛ぉ」 「なに?下品なスケベ穴に毎日大人ちんぽおしゃぶりがわりに咥えて甘やかされて育ちましたってか?」 「あははは。何ですかその煽り文句?」 「ブジーには反しかついてるから、じゅぽじゅぽされると気持ちいいでしょ?」 さっきよりピストンが早くなり、激しくパンッパンッと肌がぶつかる音と突き上げる衝撃が俺に襲ってくるし尿道への刺激は気持ちいいとか痛いとかそんなレベルを通り越していた。 痛みに思考の全てが持っていかれる。 男達が楽しそうに話している声さえ遠くに聞こえはじめた。 「お゛っ!お゛ぉお゛っ!」 「あーあ。力いっぱ締め付けるからゴムが置いてきぼりになってしまったな」 「次、自分の番ですよ!あー。早く挿入したかったぁ」 「じゃあ、スペースアップしましょうか。時間も限られてますし、スイッチ押しますよ?」 「えっ?ぎゃうぅぅぅぅ!!!」 やっと腹から異物が引き抜かれ、ほっとしたのもつかの間すぐに別のモノが挿入されカチッという音の後に頭に電流を流されたのでは無いかと思うほどの衝撃が襲った。 「あらら。ブジーの隙間から潮吹きしてるな」 「絡み付いてくるって言うより、男から子種を搾り取ろうとしてくるって感じですね。こんなの飼ってたら確かに毎日しちゃいますわ」 「内側からブルブルさせられるの気持ちいいでしょ?外からもしてあげるね?」 「やべてっ!!はやくどめてぇぇ!!お゛がじぐな゛る゛ぅぅぅ!!」 ヴヴヴヴッというモーター音が下の方から聞こえてくるし、その音の合間にプシップシュッという音の後に腹に生暖かい液体が降り注ぐ。 男達の話から察するに、ぺニスに挿入されたものにはバイブレーション機能がついているらしい。 身体はもう自分の意思とは関係なく外部的刺激で勝手に何度も絶頂を迎えている。 気持ちいい等という感覚はとっくになくなり、この苦痛からはやく逃れたくて珍しく叫んでしまった。 やはり男1人を相手にするより、複数人でよってたかって刺激されるのは男からの暴力より辛い。 男からの暴力は、男が疲れれば暴力は一旦やむが複数人だと休む暇がないのだ。 しかも視界が塞がれているせいで、いつもよりずっと感度があがっているのだろう刺激される度に痛みが走る。 「折角ピアスしてるんたから、ピアスにゴムつけて一緒に写真とろうか?」 「趣味悪いですけど、興奮しますね。あ。手に拘束の跡がのこっちゃったけど、昨日の夜のって事で!」 「これで皆一周しました?じゃあ、極太バイブを咥えさせてっと」 いつの間にか男達が全員俺に挿入し終えたのか、腕の拘束がやっと外された。 目を覆っていた物が取り払われたが、涙で視界がぼやけている。 孔には休むことなくバイブが挿入され、すぐに鈍いモーター音がしはじめた。 「はーい。ペットくんちんちん握ってダブルピース!」 「あんよもおっきく開いて極太バイブと、ちんちんにぶっ刺さってるバイブ機能付きブジーも見えるようにね」 「ほーら笑って?」 解放された手には男達のまだ勃起しているぺニスを握らさせられ、ピースサインをさせられる。 顎も掴まれ口角を男の一人に指で押し上げられた後に連続してシャッター音が聞こえた。 俺はぼやけた視界の中で、息を整えつつはやく終わって欲しいと願うばかりだった。

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