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第41話

俺は喉の痛みで目が覚めた。 いつの間にか気を失っていたらしい。 流石に疲れで風邪でもひいたのかと思ったが、腕を動かそうにも腕が動かないので何かあるなと察してしまった。 こんな事は日常茶飯事なのでもう驚きもしない。 唇に生暖かい物が触れて何かが咥内に侵入してきた。 押し返そうと舌に力を入れると、その舌を絡め取られくちゅくちゅと音がしはじめる。 いい加減目を開けようと思って目をうっすら開けた。 薄目でも男の脂ぎった頬や薄い頭部が見える。 男にキスされているんだと思うと、勝手に男に媚を売るように舌を積極的に絡ませてしまう。 「寝ぼけてるのに本当に己咲は甘えん坊だなぁ。喉が渇いてるからっておじさんからのディープキスで喉を潤すなんて…」 「んっ。んはっ」 息をするのも苦しくて思わず口を大きく開けて息を吸い込もうとするが、男の舌が邪魔で上手く息が吸えない。 そのうちに男の指が腹をかき混ぜるぐちゅぐちゅという音が聞こえはじめるが、まだ下半身の感覚が戻ってきておらず腹に違和感は感じるがそれだけだった。 「あれ?己咲昨日沢山おもちゃで遊んで貰ったからって緩くなったんじゃない?ほら肉便器のくせに気合い入れてしっかり締めろっ!」 「ひぎゅっ!!」 パンッと大きな音の後に痛みが押し寄せてきて思わず声が出てしまった。 すぐに孔に熱いものが宛がわれ、嫌がる暇もなくその熱いものは腹の中を縦横無尽に行き来する。 腰を掴まれ、強制的に上下にピストンするので肌がぶつかるパンッパンッという音が木霊し始めた。 当然男が動く度にブチュッブチュッと空気を含んだ音が接合部からあがる。 「やっぱり使い慣れた肉便器が一番安心するなぁ」 「あっ。あんっ。んむっ!!」 男が覆い被さってきて、またキスをされる。 キスをしながらしつこく奥を突き、ついでと言わんばかりに乳首を乱暴に摘ままれた。 千切れるのではないのかと思うほどの痛みで全身に力が入るが、俺の身体が硬直すればするほど男は腰の動きを早める。 「己咲は本当にマゾだなぁ。乳首のピアス引っ張ったらゆるゆるだったのが、ぎゅうぎゅうおじさんのチンポ締め付けてきて」 「あっ。あひっ」 「このぎゅうぎゅう締め付けてくるのを無理矢理押し開くのが気持ちいいんだよね。あ、己咲のチンポからもだらだらお汁が垂れてきてるよ」 「やめっ。やめへ!!」 男が俺のぺニスを握りこみ、無造作に上下に手を動かして刺激してくる。 男の大きな握り拳からでも亀頭部分が飛び出しており、手を上下に動かされる度に仰け反るほど気持ちいい。 仰け反ると男に尻を突き出すかたちになって自分を苦しめる。 「今から己咲の大好きなお腹にぴゅっぴゅしてあげるからね!己咲はおじさんに中出しされるのだぁい好きだもんねっ?」 「ぐぅっ!!」 腰をぐっと引き寄せられ、男のたるんだ腹に俺の尻が当たり一際大きなパァンという音の後に男が小刻みに腰を揺らす。 中に出されているのが分かるが、俺はじっとしていた。 散々知らない男達に弄ばれたせいで俺は何も出なかったが、身体は新しい快楽を貪欲に拾っている。 「そう言えば観客が居るんだよ?」 「え?」 顎を掴まれぐいっと俺を抱えた体勢でぐるり体を反転させられた先には何人か見知らぬ顔がニヤニヤとこちらを見ている。 男の言う観客の中には俺の“お仲間”が何人か拘束された状態で居た。 既に犯されている者も居て正にカオスという言葉がお似合いの状況である。 体力が回復していない状態の俺はぐったりと男に身体を預けはぁはぁと荒い息を吐くのが精一杯だった。 「ほら己咲?お腹にぴゅっぴゅしてもらったら何て言うんだっけ?」 「あ。“たくさん中出ししてく”…」 「今日は違うのにしようかな?」 「“子供もできないのにご主人様の貴重な精液をお恵みいただいてこんな肉便器で気持ちよくなっていただきありがとうございます”」 男は上機嫌で俺の顎を掴んで“お礼”を言わせる。 一応何通りかのパターンがあるので淀みなく言葉が出てきた。 何度も言わさせられているので当の昔に恥ずかしいという感情はなくなっている。 上手く言えないと何度も言い直しをせれるので俺の中では定型文と同じだ。 しかし周りからは感心した様な声があがった。 「それから?」 「“ご主人様に躾ていただいたスケベ孔でまだ精液をゴクゴク飲みたいです”」 「だから?」 「“ご主人様のお好きに使っていただきたいです”」 よくこんな意味不明な事を平然と俺に言わせられるなと思ってしまう。 男が考えた口上なので仕方がないが、ちょっと変な所もあるのに自分が考えた下品な言葉を言わせているというのが興奮するのかもしれない。 俺はこれを言われたところで萎えないのかなと思ってしまう。 しかし尻にまた男のいきり立った熱いペニスが当たっているのでため息が出そうになるのを飲み込んだ。 「そんなに言うなら仕方ないなぁ。でも、己咲の下品な姿を観客の皆さんに見てて貰う前にさっき良いもの貰ったんだよ?」 「え…」 「最近お薬使って無かったから楽しみだね?これも癖にならないんだって!」 男が錠剤のシートを取り出した。 俺の目の前に差し出して左右に振るとカサカサと錠剤が動く音がする。 乳首が男なのにこんなに膨れているのも、身体に見合わない程ペニスが肥大化しているのも男による度重なる投薬のせいだ。 暫く薬を見ていなかったから油断していた。 男は俺に薬を使う事を厭わない。 毎回依存性が無いものを使っていると言っていたが、今は“貰った”という出所も本当に依存性が無いのかも分からない代物を俺に飲ませようとしている。 俺は恐怖に身体を震わせるが、何を勘違いしたのか俺が喜んでいると思った男はニヤニヤと笑う。 「己咲も楽しみなの?そうだよね。期待で乳首膨らんできちゃってるもんね」 「ひぁっ」 「ピアス引っ張るのも痛気持ちよくておじさんのちんちんにお尻擦り付けちゃってるけど、ちょっとまっててね」 乳首についているピアスに両方の指を通し、薬のシートから錠剤を一粒取り出す。 指をピアスに通しているせいで細かい作業をする為に自然に乳首が引っ張られる。 男の指毛に乳頭が当たってこそがしい。 「ほら今からもっと気持ちよくなるよぉ」 「んっ」 「舌の上で割って飲むんだって」 人差し指と親指で摘まんだ薬を差し出されたので、仕方なく首を屈めて口に近づける。 口を開けたところで舌の上に錠剤を置かれた。 男の指示に従って上顎を使って錠剤を割る。 パキッというような小さな振動を舌の上で感じたと思ったら頭を殴られた様な衝撃が襲う。 座って居られなくて身体が傾く。 「ひぅぅ!!ちっ、乳首!!」 「お!お薬効くの早いね。乳首どうしたの?おじさんがちゃんと己咲の為にピアスに指通してるよ?」 「とれ!とれるっっ!!」 「取れない。取れない」 頭では身体は完全に倒れたと思っているのに、実際は男のせいで傾いただけだった。 男がピアスに指を通してるせいで乳首で身体が支えられた状態になっている。 自分の身体の重みで引っ張られているので凄く痛いのに、身体がいうことをきかない。 「背中…背中溶ける!背骨剥き出しになっ!」 「なってないよぉ?」 「ひっ!!乳首!!ちくびゴシゴシしないれっ!」 「おぉ。乳首ちょっと強く擦っただけで潮吹きさちゃうんだぁ」 背筋に悪寒が這い上がってきて、背中が溶けるような感覚に焦る。 俺が背中を丸め自分を抱き込む様にしようとしたところで男がピアスから指を引き抜いて乳首を根元からシコシコとしごく。 その刺激だけで腰が跳ねる。 腰が跳ねた直後にぶしゅぶしゅという音がペニスからした。 目をやると透明な液体が吹き出ている。 「おじさんのちんちん欲しくて孔ひくつかせてるのちんちん越しに伝わってくるよ」 「あついっ!ご主人様のあついぃぃ!!お腹焼けるぅぅ!!」 「えー?ちょっと先っぽ孔に当てただけなのに大げさだなぁ。観客の皆さんに己咲のメス孔どうなってるのか確認してもらおうか」 身体を持ち上げられて観客の方に足を広げさせられ、男に孔に指をかけられる。 指をかけられただけで軽く絶頂してしまう。 「もぅ!メス孔に指かけただけで甘イキしたゃって…指マンしたらどうなっちゃうのかな?」 「やっ!ご主人様のち、ちんぽ!ちんぽがっ!あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛」 男の指が数本まとめて挿入され、前立腺を的確に押してくる。 指が動かされる度にぐちゅぐちゅという下品な音とブシュッブシユッという音を立てて体液が飛び散って身体を濡らす。 散々潮吹きさせられ、男の指がやっと引き抜かれた後の孔はぽっかりと開いて震えていた。 「潮吹きでべしょべしょだねぇ」 「ごひゅじんひゃま」 「呂律回ってないけど、まだまだおじさん満足してないからね?ほら舐めろ」 「んむっ」 荒い息を吐く俺の事なんてお構いなしに口にペニスを押し込まれる。 イラマチオされながら、ペニスに何か押し当てられた。 鈴口に何かが押し当てられ、奥に押し込まれる。 痛いし、上手く息ができないしで意識が飛びそうになるがまた頭を殴られた様な衝撃が走る。 「ぐえっ!げほっ。げほっ」 「尿道バイブと電マで己咲の精巣狙い打ちにしてあげるね」 「ひぎぃっ!」 「お薬のお陰で気持ちいいでしょ?」 ヴヴヴヴとくぐもった音がペニスからあがり、外からはマッサージ機でペニスを刺激される。 刺激が強すぎで頭痛がしてきた。 尿道バイブの隙間からはまた透明な液体が溢れてきている。 ふと観客の一人と目が合った。 昨日最初に犯されていた女の子で俺の姿を見て恐怖で涙ぐんでいるが、後ろから胸も揉まれているし下半身も弄られて身体をくねらせている。 俺は頭痛に顔をしかめながら、大人達は元気だなと思っていた。

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