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第49話

何度目かの射精を腹に受けた頃、男が俺の上から退いた。 俺はうつ伏せにされ、男の枕を抱き締めた体勢で身体を震わせる。 男の枕からは脂が酸化した様な独特の臭いがしているが、枕を抱き締めいているせいで息を吸い込む度にその臭いを強烈に感じる。 「あ、やっと精液逆流してきた」 「お゛っ、お゛っあ゛お゛っ」 「前立腺とんとんしても、もう勃起しなくなっちゃったね」 「おむっ、ぐむぅ」 「ほら中出しされたおじさんの精液美味しいね。己咲を気持ちよくしてくれたちんちんきれいきれいにしなさい」 下半身の感覚などとっくに感じなくなっている。 しかし、熱いモノが逆流して孔から出て肌を伝う感覚がしていた。 男が孔へ指を差し込み上下に動かすとぐちゅぐちゅという音と、俺の声が部屋に木霊する。 俺から引き抜いた指を口に押し込まれた。 精液独特の味が口の中に広がるが、気にせず男の指をおしゃぶりの様に吸う。 ちゅうちゅうと指を吸っていると、男のペニスが目の前に差し出されたので俺は躊躇わずに口に含む。 ペニスの括れに舌を這わせ、舌全体を使い鈴口を舐める。 口をすぼめ、吸うと鈴口から精液が出てくるのを唾液と一緒に飲み込む。 「よしよし。上手になめなめできたね」 男が俺の頭を押してペニスから遠ざけられた。 俺の頭を撫でた後、枕元のティッシュの箱から数枚引き抜いてペニスを拭いている。 使い終わったティッシュをゴミ箱に放り込んだら男がベッドから降りて部屋を出ていく。 俺ははぁはぁと息を整えようとするも、息を吸う度に枕の匂いと精液独特の臭いが鼻から抜けて吐き気が込み上げてくる。 ベッドの上で吐くのはまずいと思って身体を起こそうとするが手も震えているし、下半身にも力が入らない。 身体を起こしたところで腹に力が入ったのかゴボゴボと精液が逆流してくる音がする。 ヤバイと思って孔に指を当てると熱を持っているのに、余韻でひくひくと周りの肉が動いているのが分かる。 「まだ足りなかったのか?本当に淫乱だな…」 どうなっているのかと確認しようと足を開いて身体を更に曲げたところで男が部屋に帰ってきてしまった。 男の手には俺が昨日作り置きしておいた常備菜などの料理が適当に乗った皿と反対の手には鮮やかな色の深皿を持っている。 あんな皿が家にあっただろうかと思ったが、今はそれどころではない。 男が呆れた様な顔で俺に近付いてくるので、何もしていない筈なのに変に動機が激しくなる。 「おじさんが離れてる間にそんなに欲しかったのか?」 「ち、ちが…」 「まぁいいや。沢山運動したら喉渇いたでしょ?淫乱な己咲にちょうど良いプレゼント買ってきてあったの忘れてたよ」 「え…」 俺が弁明しようにも男は一切話を聞こうとせず話を進めてしまう。 食事が乗った皿はサイドテーブルに乗せて、鮮やかな色の皿を床にことりと置いた。 そこには何も入っていない様に見えたが、よく目を凝らして見ると水が入っている。 喉が渇いただろうと言って俺を気遣ってくれている風を装っているが、水をコップではなく床に置いた皿に入れてきたと言うことはそう言う事なのだろう。 床に置かれた皿は犬用の食器なのか内側の上の方に何か動物が走っている絵が描かれていた。 「仕方がないな。それはただの水道水だし、味でもつけてやるか…」 俺はベッドの上で少し起き上がった体制でいたので、再び肩を押されてベッドに押し倒され髪を掴まれ身構えていると何の前触れもなく孔に指を差し込まれる。 直後、指が上下左右無遠慮に動かされるぐちゅぐちゅという音が部屋に木霊した。 その刺激に目の前にバチバチと火花が散る。 男の指の動きに合わせ腰が無意識に動く。 「あ゛っ、お゛お゛っ」 「おじさんのザーメン下のお口から沢山ごっくんしたんだから、まだまだ上のお口からもごっくんしたいよね。おじさんがご飯食べてる間にゆっくり味わって食べるんだよ?」 男の掌には白濁した液体が乗っており、それを俺に見えるように餌皿の中の水の中へ落とす。 俺は大きく足を開いたまま、ハッハと上がった息を吐きながらそれを眺めるがすぐに首輪に手をかけられベッドから引きずりおろされた。 皿の前に顔を近付けるように頭を押さえつけられる。 俺は上がる息を整える暇もないまま舌を垂らして水を掬い上げようと舌を丸めてみるが、息苦しさのせいで上手くいかない。 しかし、確かに喉は渇いていたみたいで舌に水が触れた瞬間喉の乾きを実感してしまった。 気持ちは逸るのに、気持ちに身体が追い付かない。 飲もうしては噎せて咳き込む。 噎せるが水を飲もうと口をつけるのに息が落ち着いていないせいで息苦しい。 どれだけ水と格闘していたのかは分からないが、水が残り少なくなったところで男がまた俺の首輪を引っ張った。 「うぐっ!」 「そんなに必死にお水飲んで、相当喉が渇いてたんだね。今度はご飯食べようね。ふふふ。お口におじさんの陰毛がくっついてるよ」 苦しくて喉を押さえると、すぐにぶよぶよした所に乗せられる。 すぐに男の膝の上に座らさせられたと気が付いた時には腹の中にまた男が入ってきていた。 ぐちゅっと接合部から濡れた音がする。 男が俺の顔を覗き込んで笑いながら口許についていたであろう陰毛をひょいっとつまみ上げて俺に見せてきた。 「お水飲んでる己咲のスケベな孔がおじさんの事をエッチにひくひくぱくぱく誘ってたから、また入れてあげるね。嬉しいでしょ?」 「は、はい゛」 男に腰を押し付けられながら今日も男が口で噛み砕いた食べ物だった物を口移しで食べさらされる。 相変わらず吐き気が込み上げてくるのを何とかこらえ、口に送り込まれてくる流動食を男と舌を絡めながら飲み込む。 何度目かの口付けの時に右の乳首を潰されながらぎゅっと引っ張られる。 男の足が俺の足を下からぐっと開くが疲労で太ももの内側が震え始めた。 「お腹いっぱいになった?」 「うぶっ、は…はひ」 「下からお腹トントンしたら吐いちゃうね。大丈夫だよ。吐いたらまた食べさせてあげるからね」 口を離されたところで遂に左の乳首も掴まれる。 力一杯両方の乳首を押し潰され、その後千切れるのではないかと思うほど引っ張られて肌が伸びていた。 ただでさえ気持ちが悪いのに、下からの突き上げに当然吐き気が込み上げてくる。 しかしそんな事では男は気にしていない。 男の腰の動きに合わせぐちゃぐちゃという音をさせながら揺さぶられる。 「うっ。またいっぱい出たぁ」 男が腰を引くと、ゴポッと空気を含んだ音がして精液が逆流してきた。 俺の乳首から手を離した男に、今度は腰を掴まれそのままベッドの横に立たさせられる。 もう足が小刻みに震えていて足を閉じられない。 足を閉じられないせいで逆流した精液が足を伝って床にぽとぽと落ちている。 「今度はおじさんが己咲のちんちんなめなめしてあげるね。鈴口もたくさんほじほじしてあげるからね」 「う、うれひぃれす」 「はい。腕は頭の後ろで組んで、がに股で腰を突き出すんだよ?」 睾丸を掴まれ優しく揉まれながら鈴口を人差し指で撫でられる。 ニヤニヤ笑いながら鈴口を爪でカリカリとひっかかれると腰が跳ねた。 男の指示通り頭の後ろで腕を組んでがに股で足を開いて男の方へ腰を突き出す。 すると、男がふぅと亀頭に息をふきかける。 冷たい風に腰が更に揺れそうになるのを我慢した。 「ひっ、ごひゅじんしょまの舌!舌がっ!!」 「己咲も男の子だから、亀頭のくびれ気持ちいいよねぇ?」 「あぅぅ」 亀頭に舌が触れ、くびれに舌が這わされた。 チロチロと舌先でくびれを舐められた後、ぱくりとペニスが男の咥内に招き入れられる。 温かくてぬるついた咥内の感覚にぞわりと背中に悪寒が走った。 ちゅぼちゅぼと俺のペニスを吸ういやらしい音が俺を追い詰めていく。 勝手に腰が下がり、男へ更に腰を突き出すみっともない格好を取ってしまうがゆるゆると腰を動かすのが止められない。 「ひっ!な、なんれ…」 「久しぶりにちんちん舐められて気持ちいいね。腰もお尻弄ってあげる時よりヘコヘコしてるんじゃない?」 「あぁっ」 ちゅぽっという音を立てて口を離されると、名残惜しくて勝手に生理的な涙が出てきた。 根本から強弱を着けて先端に向けて搾られるように手を動かされると目の前に火花が散った様に視界が点滅する。 「ちんちんなめなめされながら、お尻弄られたら立ってられなくなっちゃうかもね」 「はっ…はっ!」 「ふふふ。期待でちんちんからお汁が溢れてきてるよ?」 高められた身体は早く欲を吐き出したくて震える。 男の言葉に身体がいちいち反応をしてしまう。 男が挑発する様に亀頭に舌を這わせ、尻に手が忍び寄る。 わざとゆっくりと俺のペニスを口に含む姿から俺は目を反らせなかった。 ペニスが極限まで男の口に吸い込まれ、孔には指が差し込まれている。 指を動かされてしまうとどうなってしまうのだろうか。 今更ながらに心臓の音がうるさい。 「あ゛あ゛あ゛ぁぁぁ」 男の口からぢゅうっと空気を吸い出す音が聞こえた瞬間、米神に強い痛みが走って思わず声が漏れた。 当然前立腺も同時に刺激されているので、身体は強制的に絶頂を迎えている。 また孔を弄るぐちゅぐちゅという音が聞こえているが、その刺激のせいで絶頂がひっきりなしに襲ってきていた。 熱くぬるついたものにペニスを包まれているというだけで俺は俺だけに思考を奪われる。 「も、もうれま…でませ」 「ほら。おじさんが弄ってあげてるんだから、頑張ってもっとちんちんからお汁出しなさい」 いつの間にか亀頭に電マが当てられヴヴヴッというモーター音が身体に響く。 先程の包み込まれるような心地よさから一変して今度は痛みにも近い刺激が襲ってきている。 男は本当に俺の事は玩具か何かだと思っているのか、電マが下にずれて睾丸に当てられた。 腰が逃げようと跳ねるのを押さえつけられ男が牛の乳搾りをするように睾丸に電マを押し付けたままペニスを根元から強弱をつけてしごく。 流石に長時間の刺激にペニスからは何も出てこない。 少し出ていた先走りまで今は渇いてしまっている。 しかし男はやめる気はないのか電マを止めると睾丸をぎゅっぎゅっと両掌で捏ねはじめた。 「ひぅ、ひぎっ」 「精液空っぽになっちゃったのかな。もう少し己咲で遊びたかったのに。まぁいいや。ご飯も食べたし、少しお昼寝しようか。さぁおいで」 男がつまらなさそうに睾丸を揉み続けるが、唐突に手を離された。 ほっとしたのもつかの間、男が手を広げているので俺は仕方がなくその腕に収まる。 すぐに抱き締められ舌を絡められながら男と一緒にベットに倒れこむ。 相変わらず男の手は俺の身体をまさぐっているし、早く男が眠って欲しいと思いながら俺は男の唾液を飲み込んだ。

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