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第52話
診察台の前のカメラの上部に赤いランプがついているので録画されている事が分かる。
男は診察台の前にしゃがみこんで、手に持っていた先程俺が取り落としてしまったボールを孔に押し付けてきた。
「んむっ!」
「さっきは動画も撮ってなかったし、何より勝手に落としちゃったからもう一回もぐもぐしようねぇ」
「ぐっ、ぐぅ」
「今日は手で入れちゃったけど、今度はお腹の奥まで詰め込める玩具買って今日より沢山卵孕ませてあげるからね」
男が楽しそうにボールを腹の中に詰め込んで、診察台の後ろにまわると俺の顎を掴んだ男にカメラに向けて顔を固定された。
腹を撫でる男に不吉な事を呟かれ、思わず孔に力が入ってしまう。
「期待しちゃった?なら、卵産みやすい様に乳首引っ張ってあげるね?」
「むっ、むぅぅ!!」
ニヤニヤ笑う男がリングでひとまとめにされた乳首に繋がる鎖をぐいっと真上に引き上げた。
診察台に縛り付けられている俺はその衝撃を逃がすことができずに痛みに首が反り、背中が浮き上がる。
そして、胸の痛みと腹の痛みに身体が耐えきれなくなり腹が決壊して中のボールが外に飛び出してしまった。
空気を含んだ音と共に床に置かれた洗面器にボールが落ちるコツンコツンという音が部屋に木霊する。
「上手に産卵イキしたな」
「むっ、むぅ!」
「お尻さみしいよぉってパクパクさせてる音が聞こえるなぁ?」
余韻で身体を震わせていると、男が顔を近付けてきてベロリと頬を舐められた。
下腹部に手を置かれすりすりと撫でられる。
それから何度も玩具や男のペニスを咥えこまされ、それを動画に撮られた。
男は満足そうにカメラを止めると、俺はやっと拘束から解放される。
足を開いた体勢で長時間居たせいか、診察台から降ろされても足が震るえて歩く事もままならない。
しかし男にはそんな事は関係なく、首輪にリードをつけられリードを引かれて部屋に戻った。
「よいしょっ。久しぶりに楽しかったね」
「はい…」
「乳首のピアス外してあげる」
寝室に戻ってきて、男に引き上げられ膝に乗せられる。
男の脂ぎった頬が俺の頬と密着して生臭い息が鼻につく。
生暖かい息が持ち上げられた胸に当たる。
乳首のピアスに手がかかり、金具が外された。
男は楽しかったねと共感を求めてくるが、俺は疲労感と余韻で身体が震えている。
何を思ったのか男はピアスを外した乳首を前後に撫ではじめた。
その刺激に余韻の残る身体はすぐ反応しはじめる。
「乳首シコシコしただけで息があがってきちゃったね」
「んっ…んむっ」
男は楽しそうに乳首を指で捏ねながらキスをしてくる。
くちゅくちゅと舌を絡められ息が苦しい。
ぎゅっと強く摘ままれた瞬間腹の奥がきゅっと切なくなり、米神辺りに痺れに似た快楽がじわりと訪れた。
「乳首強く潰されながらキスされて甘イキしたな?」
「んぁっ…は、はい…」
「本当に己咲は雑魚乳首だな。折角だから、雑魚なケツアナも中出し沢山したから今日は精液おじさんが掻き出してあげるね」
「そ、そんな…自分で…」
「ほらほら。遠慮しないで、このまま床に手を着いたらいいんだよ。そうそう。ベットに足は乗せてるんだよ」
男に肩を押され、そのまま前に倒れ床に手を着いた。
足は男が持ち上げたのでベッドの上にあるという、不思議な体勢にさせられる。
嫌な予感がするが、俺は何とか床に顔が激突しないように腕に力をこめた。
「んひっ!」
「普段と違う体勢だから入れにくいね」
熱いモノが孔に当てられたと思っていたら、案の定ペニスが胎内に侵入してきた。
ゆっくり押し込まれたペニスは、今度はゆっくりと出ていき間抜けなちゅぽんという音と共に引き抜かれる。
それを何度か繰り返され、引き抜かれる度に手に力が入らなくなりついに顔が床に着いてしまった。
「もう!折角おじさんが精液掻き出してあげてるのに、己咲が気持ちよくなってちゃだめでしょ!」
「ごめんな…さ…」
「ケツアナひくつかせながら謝っても説得力ないけどね」
「んぎっ」
男が勢いよく腰を打ち付けた事により、絶頂を迎えてしまう。
足がガクガクと震えているのに男は気にせずペニスを引き抜いたのでじゅぼっという音が響く。
穴がひくひくと収縮するのに合わせて注ぎこまれた精液が溢れ太股を伝って床や腹に垂れてくる。
しかしそれだけで終わるはずもなく、孔に何かが押し付けられた。
ぐぐぐっと腹を押し拡げる玩具に腰がまた跳ねる。
「はい。おしまい」
「あ、ありがとうございまひた」
男は満足したのか俺の震える内腿を撫でる。
腹に玩具が差し込まれたまま俺はベッド下に腰を降ろす。
息を整えているのに肩を掴まれ振り向かされたところで喉の奥まで男のペニスが押し込まれた。
心の準備をしていなかったので息を忘れて、男が好き勝手に腰を動かす度に意識が遠退く。
なんとか額に当たる男の腹のお陰で窒息せずに済んでいるが、喉の奥まで侵入してくるペニスに嘔吐反射が起こる。
「おえっ…んげっ…」
「喉締まって気持ちいい。こらこら。吐いちゃだめだぞ」
男に頭を押さえつけられ、喉の奥にペニスが押し込まれ鼻先は男の陰毛に顔が沈む。
強制的に胃に直接精液を注ぎ込まれ、やっと終わると安堵する。
引き抜かれたペニスを吐き気を堪え何とか口をすぼめて綺麗にしてだらりと口を大きく開けて男へ舌を見せた。
中に残っていた精液が舌の上に乗っているのを男が満足そうに見てから“ヨシ”と言われてたので飲み込んだ。
右目辺りに濡れたペニスを擦り付けてきて男はペニスの汚れを俺の顔や髪で拭いた。
「新人が来たら、ちゃんと肉便器としての作法教えてやれよ?」
「えぁ…?」
「いつお迎えしようかな?その前にお迎えする準備をしなくちゃね」
「おっ、あぅ、おっ…」
男の言葉に、まだ忘れていなかったのかと内心舌打ちをするが顔に出さない様にしていると男は俺に見える様にリモコンを取り出してカチカチとメモリを上げた。
グムムムムとくぐもったモーター音が部屋に響く。
腹の中で動き出した玩具に翻弄されている俺の事など早速眼中に無いのか男が楽しそうにベッドから降りて玩具の入った籠を物色し始めた。
「まずは身辺調査でしょ、それから新しい首輪も買わなきゃ。あ、己咲のも新しいの買ってあげるからな」
「は、は…はぃ」
「それから新しい子はちんちん己咲みたいに大きくしないようにするから、貞操帯も新しく用意しなきゃ。でも、折角ならお迎えするのは己咲がもっと仲良くなってからの方がいいかな?」
男は上機嫌で俺にも新しい首輪を買ってやると言ってきた。
それに何とか返事はしたものの、玩具が俺の前立腺に丁度当たっていて腰が跳ねる。
快楽が背骨を伝って脳まで上がってきている俺には全く興味を示さず男が考え事をはじめた。
不吉な言葉が聞こえているが、早く玩具を止めて欲しくて俺はひたすら声を出さない様に男の顔色をうかがいながら待つ。
「そうだ!もっと仲良くなるために、お休みの日にお友達と遊びに行っておいでよ!洋服の下にエッチな下着とか玩具とかつけてさ。そしたらおじさん遠くから見守ってあげるし、それで玩具たまに動かしたり、物陰で中出しした精液をお腹に入れたままにしたりしてさ。己咲は気持ちよくなりながら、お友達と仲良くなれるし一石二鳥で楽しそうじゃない?」
「あ、やっ…とんとん…やめ…」
男の声を聴きながら待っていると、バイブが腹の中でスイングをはじめた。
ぐるぐると円を描くように動いているのか、一定の間隔で前立腺に当たる。
倒れそうになるのをなんとか手を着いて耐えるが、浮いた尻から飛び出している玩具を太股の間から差し込んだ足の甲でぐいぐいと押してくるので男の足にすがり付いてしまう。
そんな俺を見下ろして男が鼻で笑った。
「1人で気持ちよくなっておじさんの話聞いてなかったでしょ?」
「あっ、あぁ…」
「己咲は本当にどうしようもないね?こんなに感じてて本当に教えてあげられるの?さっきまで散々おじさんのチンポ肉アナで咥えてたのに、玩具でも感じちゃって元気だね」
息も絶え絶えなのに、男が面倒くさげに動かしたり足のせいで俺は何度目か分からない絶頂をむかえる。
もう出すものがないのに、ペニスがピクンピクンと震え透明な液体が男の足を濡らしてしまう。
それを見た男はニヤリと口角を上げたので、俺は弾かれたように男から離れようとしたが一足遅かった。
首輪を鷲掴みにされ、男の顔が近づいてきた。
「おしっこの管理またしなくちゃいけないのかな?嬉ション…いや今回は嬉潮かな?おじさんこれからお風呂入って寝るんだけど…仕方がないなぁ」
「あ、ごめんなさい…ごめんなさい」
「怖がらなくても大丈夫だよ。今日は己咲の好きなブジー選ばせてあげるから、ブジーで栓してからオムツして寝ようね。そしたらおじさんが寝ている間に嬉潮何回吹いても安心だね」
首輪を持ったまま床に引き倒され震えている足を開かさせられ押さえつけられる。
首輪から手を離すと俺のペニスに手を掛け鈴口を脂の乗った手で撫で擦ってきた。
診察台でのプレイ中に金属製のプジーは抜かれたが、今度は男の手には何やらシリコンでできたカラフルな棒が握られている。
選ばせるとは言いつつ、一番ボコボコとした棒を選んで俺の前に突きつけてきた。
「折角だから“カエシ”の着いたのがいいよね?」
「は、はい…ウレシイです」
「だよね!」
俺の首輪を真上に引き上げ顔を近付けてくる。
生臭い息が鼻をつく。
俺が頷くと、男は嬉しそうにシリコンの棒をペニスの先端に押し付けてきた。
尿道を押し拡げて侵入してくるブジーの痛みに耐えるために目を瞑っていると、乳首にも痛みが走る。
この期に及んでまだ俺の身体を玩具にする気かと思うが、舌を絡められながらペニスにシリコンの棒が埋め込まれてしまえば思考が纏まらなくなってきた。
「ブジー入れられながらキスと乳首弄られて腰ヘコ止まらない?」
「は、はへ…へぅ」
「言葉も喋れない?」
男がニヤニヤ笑いながら俺の腹を撫でてきた。
整わない息の俺に男が楽しそうに動き続けていたバイブを更に押し込み、オムツを履かせてくる。
そして口にはおしゃぶり型の枷をとりつけられた。
口の中にまたしても男性器の形をした物が占拠していて声が出ない。
「今日は玩具で寝れないだろうから、己咲は床でねんねだぞ。ふふふ。腰ヘコして期待してるのか」
「んむっ、んぶっ!」
男が俺に見せ付けるようにリモコンのメモリを下げる。
男が鼻唄を歌いながら部屋を後にしたのを見届けて、俺は何とか床を這って部屋の隅に行く。
身体を丸めてもどかしい刺激に耐える為に床に敷かれた毛布を握った。
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