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第24話

「亜樹、すまなかった。あの公園から帰りたくなかったんだよな・・アイツがいるかもしれなかったから・・・本当にごめんな」 誠也・・。 誠也は辛そうな顔をして僕を見ていた。 こんな顔をさせるなら初めから僕が話しておけば良かったんだ。 僕は何に怯えてたんだよ。 誠也に嫌われたくないとか先輩との色んな事を知られたくないとか考えてたから・・・。 僕と先輩が何をしていたかなんて誠也は知ってるんだ。 謝るのは誠也じゃないよ。 「誠也、僕もハッキリ言わなかったからごめんなさい」 「亜樹・・・辛かったろ?」 暖かくて優しい手が僕の頭を軽くポンポンとする。 先輩にだってこんなに大切にされた事ないのに誠也は僕を大切にしてくれる。 僕を親友だと思ってくれてるからだと思うけれど僕は違う。

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