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第63話

中に入ると門から玄関までかなりの距離がありどのくらい歩いたか分からない。 玄関までの道は木々が植えられていて花達が綺麗に咲いている。 手入れもされている道はまるで植物園にでも来ているようだった。 あまり植物には詳しくないのだが綺麗に咲いている花を見るのは好きだ。 僕がキョロキョロと見ていると先輩は見せた事の無い優しい表情で笑いかけてくる。 「転ぶなよ亜樹」 「はい」 どうして今になってそんなに優しくしてくるんですか先輩。 どうしてそんな表情をして僕に話しかけてくるんですか先輩。 先輩は何がしたいんですか?

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