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第83話

本当にあれから先輩は姿を見せなくなっていた。 そして僕たちは無事高校3年になったのだ。 嬉しい事に誠也とまた同じクラスになって僕は幸せを感じていた。 周りから見たら僕たちは親友に見える。 けれど本当は付き合ってるんだ。 これを話せばきっと皆んなから何を言われるか分からない。 気さくに話しかけてくれていた人たちも離れていくと思う。 それが現実。 現実を見ないといけないけれど誠也を好きだという気持ちは抑えきれない。 周りに知られて別れさせられるかも知れないが僕はそれでも誠也のそばにいたい。

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