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第98話
誠也から聞いた話はあまりにも信じられなかったが嘘はついていないようだった。
呼び出されて僕と誠也の関係を学校中にバラすと言われたらしい。
バラされたくなければ僕と別れて付き合ってと言われ誠也は僕の事を考えて別れて親友にも戻れないと僕に告げたのだ。
2人で話していれば脅して来た相手が何をするか分からないからである。
「でも、僕と話していればバラされるよ」
「俺はいいよ。ただ亜樹が心配なだけなんだ。俺1人では決めれない。今の状態だと亜樹が心配なんだ。側にいて支えれないならバラされて支える方がいい」
「誠也・・僕は誠也が側にいれば大丈夫だよ」
僕は誠也に抱きつき返した。
だって誠也が側にいない方が僕には苦しくて悲しいんだよ。
何かあれば2人で乗り越えたい。
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