78 / 236

I like…? 3

ワイシャツは、もう全てのボタンを外され、思いっきり左右に割られている。 スラックスも下着も剥ぎ取られ、ジロジロ眺められた。 明かりは駐車場を灯すための僅かなものしかなく薄暗いが、こんな至近距離で視られれば暗かろうが明るかろうが関係なく羞恥心を覚える。 「相変わらずエロい身体してんな」 徐に男の両手が胸元の突起を弄ぶ。摘まんだり、弾いたりされて、自然と腫れてくるそれを見て笑っている。 「乳首勃たせてやんの。男の癖にこんな所まで気持ちいいの?」 首を横に振る。 「嘘つけ。気持ちいいですって言ってみな」 また首を横に振った。 男は俺を辱しめて楽しみたいみたいだが、抵抗の一つもできない癖に自分が玩具にされている事が悔しくて言いなりにはなりたくなかった。 「まあいいや…」 「ん……っ」 男の滑った舌に乳首を舐められ、思わず声が漏れてしまう。男は満足そうに口元だけで笑って、しつこくそこを舐めたり吸ったりした。 「見ろよ。ハルのチ○ポ、もう勃ってきた。ほんとやらしい身体」 「ッ…や、ぁ…」 男の手が今度は俺のそこを扱く。 「また先っちょから涎出てきた。ハルは男の癖に濡れるんだな。かわいい」 「や…イッ…ぁ…ッ」 「こんな所弄られて気持ちいいの?こうしたらすげー濡れるんだけど」 男が指先で尿道口を抉っている。痛い。やめてほしいのに、防衛本能なのか男の言う通りにそこを濡らしてしまう。 「お前ドMだろ。彼氏はこんな風に虐めてくれるか?」 紫音はこんな事しない。こんな酷い事しない。 泣くつもりなんてないのに、痛くて惨めで涙が溢れた。 「彼氏がしてくれない事、俺がしてやるよ。ハルの身体、もう俺の事忘れられなくなっちゃうな」 「ふ…ぁッ…ア…」 「ぐっちょぐちょ。なあ、このやらしい音聞こえる?」 先走りを潤滑油にして全体を扱かれ、その度に狭い車内に粘着質な音が響く。 擦られるのは気持ちよくてふわふわするのに、時折尿道口に爪を立てられ、痛みに震える。 これが気持ちいいんだろうと言われて、よく分からなくなる。この痛いのは気持ちいいのだろうか。 男の手がそこから離れて、恥ずかしい音も聞こえなくなって安心したのも束の間、今度は両足を持ち上げられ、男の肩の上に担がれた。 自分の一番恥ずかしい所を男の目の前に晒すという最高に屈辱的な格好。 「きれーでやらしい穴。早く突っ込みてえ」 言葉の通り、先走りを適当に付けただけの殆ど乾いた男の指を後ろに突き立てられる。 「っ…!」 「あれ?この間よりキツい。最近ゴブサタだった?」 紫音が最後に抱いてくれたのは4日だった。もう1週間以上が経過している。 「ハル痛いのも好きそうだから、いいよな?」 無理矢理グリグリ押し込まれて、中の粘膜が指に引っ張られて引き攣る。 「いッ…!」 「痛いの嫌?じゃあ自分で濡らせよ」 「んぐッ」 男に指を2本口の中に突っ込まれた。奥にある舌を挟んで引っ張り出そうとしてくる。 「んーッ!」 痛くて睨んだら舌は解放されたけど、指は抜いてくれない。 「舐めろ。彼氏のチ○ポ舐める時みたいに」 もう一度睨んだら、また舌を挟んで捻られた。痛みと、舌という自分でも触ったことなんて殆どない器官を弄くり回される恐怖にまた涙が零れた。 「舐めろ」 次の命令には素直に従う事にした。突っ込まれた指を、円を画く様に舐め回した。まるで動物にでもなった気分だ。 「よくできました」 「う…ッ」 いきなり指2本を後ろに突っ込まれる。 2本の指が中でバラバラに動いた。孔を拡張するという目的だけの動き。 それなのに、俺のそこはたまに掠める気持ちいい所に反応して、身体を揺らしてしまう。 「ここ?ここも気持ちいいの?」 男が中で指をクイッと曲げた。 「ぁっ…」 「確かこっちもだろ?」 「ッ…!」 不意打ちに奥の方も刺激される。 「もう覚えたぜ。このコリコリと…奥だろ?」 「アっ…ゃあッ…!」 男がそこを刺激する度にまるで答え合わせをしているみたいに身体が反応する。 「ハルもこの身体と同じくらい素直で可愛いかったらよかったのに」 男が、ジーンズと下着をずらして取り出したモノを俺の後ろに宛がった。男のは、何も刺激してないのに硬くて、入り口の抵抗も難なく抉じ開けて入ってきた。 「はー、やっぱたまんねえよハルの中。無視されてた2週間分楽しませて貰おっかなー」 「ア、ッ…ああっ…」 また前回同様に激しく腰を使われ、奥をゴリゴリ押される。 「ここ。お前のいいとこだろ?」 「ア…んんッ、アアアッ」 「気持ちいいって言えよ。柚季のチ○ポ大好きって」 「や、だ…ッ!」 「言えよ。言わないとずーっとここ突くぞ。お前が何回イっても、ずーっと」 「や、っアッ…や、だぁっ…ッ!」 「いつまで粘れる?」 男は宣言通り同じ所を…俺の一番弱い部分を突いた。何度も、何度も。グリグリ抉るように突いた。 「アっ…もう、ダメぇ…だめッ…!」 堪らず白濁を飛ばしてしまっても、その最中でさえ男は動きを止めてくれない。ビクビク痙攣する敏感な内部を、さっきと同じ強さで突かれる。 気が狂いそうだ。身体が自分の物じゃないみたいにピクピクして、快感も痙攣も制御出来ない。 ああ、これはまるで…無機質な玩具を突っ込まれた時の様だ。俺の反応なんておかまいなしに、同じ所を、赦して貰えるまで同じ速度と同じ強さでずーっと刺激される。何度イっても、孝市さんが満足するまで、ずっと―――。

ともだちにシェアしよう!