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第2話

ほんの数秒、無言で見つめ合ってから、僕は震える指でシャツのボタンを外そうとする。 「下だけ脱いで…」 「……」 本当はこんな場所でしたくない。だけど、これ以上翔吾さんを怒らせたくないという思いで、僕はベルトを外してズボンを下ろした。恥ずかしさで熱くなった顔を下に向けて、下着も下ろす。 人気が無いとはいえ、こんな外で下半身を晒す自分が恥ずかしい。 「…後ろ向いて」 言われて翔吾さんに背中を向ける。すると、翔吾さんが膝をつき、僕のお尻に顔を近づけた。 「えっ?や…っ!」 お尻を掴まれて思わず声を上げる。 翔吾さんは、躊躇うことなく蕾に舌を這わせ出した。洗ってもいない、本来なら舐めることもない場所を舐められて、恥ずかしさと申し訳なさで身悶える。 「し、翔吾さん…っ、汚い…からぁ…」 「汚くない」 翔吾さんが憮然と答え、何度もお尻の狭間に舌を這わせる。 僕は、目の前の大木にしがみついて息を乱した。 そのうちに、舌がぬるりと中へ入ってくる。と、同時に指も挿し込まれ、ぐにぐにと広げるように動かされた。 「あっ!はぁ…っ」 僕の腹に回された手をぐいと引かれて、腰を突き出す格好にされる。 翔吾さんは、蕾を唾液で濡らしながら指を増やしていき、何度も中の感じる箇所を擦る。 中を弄られただけで僕の性器は硬く反り返り、喉からは高い声が漏れ続けた。 「もう大丈夫か…」 ゆっくりと立ち上がった翔吾さんが、僕の耳元でそう囁き、中に入っていた3本の指を抜いていく。 僕は、大木に肩を押しつけて、荒い息を繰り返す。 後ろで、カチャカチャとベルトを外す音がして、「入れるぞ」という声と共に、蕾に熱い先端が押しつけられた。 グッ!と大きなモノが入ってくる。あまりの圧迫感に前へ逃げようとする腰を、翔吾さんに掴まれて引き戻される。強引に硬いモノを押し込まれ、奥まで一気に突っ込まれた。 「んっ!んぅ…っ、はあっ、はあっ…」 大木にもたれて乱れた息を吐く僕に、翔吾さんがピタリと密着して、僕の頰に唇を当てた。

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