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第4話
翔吾さんが、僕の足から器用にズボンと下着を抜く。僕の片方の足を持ち上げて、再び硬く長大なモノを蕾に押し当てた。そのまま腰を抱えられて、中に愛しい翔吾さんのモノが入ってくる。
「あっ、あっ、んぅ…っ」
翔吾さんの形に開いていた中が熱く疼き、奥へと誘うように蠢く。
僕は、「翔吾さぁん…好き…」と甘い声を出した。
翔吾さんの名前を繰り返す僕の唇を吸って、翔吾さんがどんどん律動を速める。奥を突かれる度に全身が蕩け、とても片足では立っていられなくなった。
すると、翔吾さんがもう片方の足も抱え上げる。僕は、大木に背を預けて、翔吾さんに抱えられた状態になった。
不安定な態勢で身体を揺さぶられているというのに、すごく感じて息が荒くなる。気持ちよさで、中の硬いモノを強く締めつけてしまう。
「やあっ、あっ、あ…んっ」
おかしくなる程、感じて熱い。
涙を流して高い声を出す僕に軽く口づけると、一度大きく息を吐いた翔吾さんが、突き上げるように激しく穿ってきた。
「ああ!だ、め…っ。ああんっ…」
僕は、翔吾さんの首にしがみつき、高い声を上げて二人の身体に挟まれた性器から白濁を飛ばす。
「くっ!はあ…っ」
びくびくと震える僕をきつく抱きしめて、翔吾さんも僕の中に熱い精液を注ぐ。
「はあっ、はあっ…」
まだ少し肌寒い春の日というのに、僕と翔吾さんは、じんわりと額に汗を滲ませて、甘い痺れの余韻に浸りながら、柔らかくキスを繰り返した。
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