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仕事がハード2

俺は頭を下げ、部屋を出た。 厩舎に行き佐藤さんを探したが、誰も居なく休憩室?あれ…? 仕方なく電話を入れた。 『事情はわかった。けど…。俺もこれからテキに付いて北海道に向かってるんだよなぁ』 『…。困ります。戻りはいつなんですか?』 『…。早くて明日の夜になるな、う~ん、古株の誰かと変わってくれないか?今だと自室で寝てるかも』 俺は急いで加瀬さんを呼び電話を変わった。暫く話してからまた俺に変わった 『拓美、加瀬に話したけどな、午後からはただ手伝いだけなんだが、他の厩舎の調教が軽く3~4頭優馬が残しているらしく。出来るか?』 『…。は…い、加瀬さんに相談しながらやります。』 『…。悪いなぁ…。朝の調教には優馬も出てくるだろう。頼むな!』 電話を切り自室へ30分程休んでから、片山の部屋を覗いてから厩舎へ行くと加瀬さんが早くから馬屋に居た。 一緒に作業をして居たら、馬を連れて来た美女。何か手を動かす。加瀬さんが俺に 「拓美、予定ではなく、急で悪いけど…。彼女の馬を先にしてやってくれるか?」 「…?良いですが、どのように?」 加瀬さんはまた手を動かす?手話? どこかの調教師さんの娘らしく、愛馬の調教? 見た目美しい白馬、競走馬だが普通の調教ではなく障害って? 俺は聞いてないf(^^; どこからどう聞いてたのか俺が乗馬クラブでの経験者と…。 その結果連れて来たって話しらしい。 泣きながら話してる(泣かれるとめっちゃ弱い)様子に頭を掻きハァと溜め息を付き、彼女から馬の引きひもを持ち加瀬さんに 「…加瀬さん調教馬場の中の広場って仕様して良いんですか?」 「………。本当に出来るのか?障害飛越だぞ?」 「…。ブランクあるけど…。小さい時から乗馬はしてるから、大丈夫ですよ(´д`|||)」 美女は喜び俺の手を握りしめる。加瀬さんも両手を上げ、仕方ないとばかりに一緒に調教馬場に入り障害の準備を手伝ってくれた。 軽く操るが、見た目の美しさと違い中々の馴れない暴れん坊ぶり。 ロデオ状態(よくこんな馬を買ったなぁ…)俺は、ちょっと手荒に鞭を思いっきり叩き馬とケンカする。 暫くすると、俺の能力を見てたのか凄く大人しくなる。 さて…と、ふっと周りを見るといつの間にか人だかりが出来ている。 加瀬さんと女の子を見ると、手を合わされる(お願いとばかりに。) 時間がないから、軽く飛越をすると辺りからオッオォ~♪と歓声の声…。全て飛越をしてから馬を渡した。 どうやら来たばかりの馬らしく、彼女には手に終えなかったって話し…。普段は大人しい。 加瀬さんに後を頼み急いで、調教をつけなきゃ! 幸い乗る予定の馬は準備を終え、調教馬場に居てくれた。 厩務員の方に調教を聞き…と終わったのは、19時半めっちゃ遅くなってしまった。 さすがに足と腰に…と、やっとの思いで階段を上り、片山が気になるからそ~っと側に行くとスースーと規則正しい寝息に疲れがどォ~っと、ベッドの端につい頭を置くと少し眠ってしまったらしい。 肩を揺すられ、ハッと気づくといつの間にか笑みを向ける片山の顔…。寝ぼけてる? 急にグゥ~♪あっ…腹がなってしまった。 片山は身体を起こし、腹を抱えるようにクスクスって…。 「…えっと…。そんなに笑わないで下さいよ。」 「クッ…クスッ……ッアッハッハ((o(^∇^)o))」 (……あっ…れ、クールな先輩が…。んなに笑わなくても( ´△`)でも…俺だけに向けた笑顔が超~嬉しい♪) 俺は立ち上がり部屋を出る、備え付けの共同台所で軽く二人分のお粥を作る。 (何でもこなせる俺なんです。だって親父は内科医お袋は専門は整形外科だが何でもこなせる医者。だから、いつも妹に作ってたんだ、手先の器用差は当たり前~♪) 本来ならきちんとしたのが良いが、時間的に遅すぎる、片山にはお粥で充分だな。 倒れたばかりだし…。俺は体重が気になる。 まだ新人戦決まってないが、う~ん同じで良いか。

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