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つい・・告白
キッと睨む顔にズキッっと来る。
「………れ…が…見える…のかよ!」
スッと流れる涙を拭う。
「……えっ……」
片山は力強い目で
「…お…俺が……んなに女に見えんのかよ!」
何も言えない…。(…そうだよな…気持ち悪いよな…)
耳を下げたゴールデンみたいな気持ちで俯いた。
片山はベッドから降り俺の腕を引き、部屋から出された。
「許せない…。溜まってんなら女でも連れ込めよ!」
ただのキスだけで?
思いっきり嫌な顔を向けられた。
なんでこんな言われ方されなきゃなんねぇんだよ!ドンッとドアを叩き
「お…俺、先輩がずっと前から好きなんです!先輩お願いします。開けて下さい、きちんと謝りたい!」
シ~ン…。けど…ドア向こうには居る気配
「先輩…頼むから開けて下さい。ずっと…ずっと…好きだったんだ」
「………」
「…。先ッ……イヤ優馬さんを愛してるんです。お願いです開けて下さい。……」
「……。」
ドアを開ける気なし。仕方ない…少し離れドアを蹴り開けた。片山はベッドの布団に頭からすっぽり被ってた。
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