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昔から

ベッドの端に座り、上半身を布団の上にのし掛かる。怒られるのは覚悟の上… 「……先輩……ごめん。でも…本当にあなたが好きなんです。」 「………好き……なら何をしても……良いのかよ!……ッお前も…。やつらと同じ人種…。」 「………ごめん、順番違った…んです。 でもいつか告る積もりでって……ンっ?やつら?同じ人種?」 「………どけ!重い!」 片山の腕が伸びる。俺は身体を起こし、手を合わせ起こすのを手伝う 「……ホモ!って事……お前らみたいな奴のせいで俺は……ッ」 ☆★☆優馬☆★☆ 俺は親を知らない!捨て子ってやつだ。捨てるなら最初から作るな! 長い冬が終わる北海道の教会に…との話し 3才に里親と言う親代わりが来た。優しそうな義母とかっこいい義父…。凄く優しさの溢れた家庭だった。小さな牧場を生業にしてた が…束の間だった家庭崩壊が訪れた。 5才の冬…両親が目の前で襲われた。外人の男三人で父は二人係り、で母もレイプされた。 事が済みまだ飽きたらず俺に矛先が向けられた。俺は恐くて動けなかった。 父も母も男が俺に触れる前に目の前で覆い被さるように守って死んでしまった。 男達はやばいとばかりに逃げて行った。 ひとりぼっちになり、教会に戻された。 7才になり、すぐに里親が決まった。 義母は俺の成長が気に食わないらしく、義父の目に見えない所で暴行の跡がくっきり残る程。 義父は以上な程俺にベタついて来る。義母が居ないとある意味恐い…。 9才になり初めて義父に襲われた…。近所の人に救われた。もう里親は要らない! 小学校・中学校でも…変な人気の為浮いてる存在。あんなに綺麗なら俺イケるかもっと…。ヘドが出る! 教師に…。同期生にも…。嫌な行為がずっと…ずっと… 女の子とこれまで2~3人付き会って来たけど、 「……やっぱり優馬とは…無理だわ!無い無い!貴方と付き合ってると私が掠れちゃうし~綺麗過ぎるのよォね~だ・か・らごめんね♪」 まともに付き合った事が無い。当然あっちもない…。 今では佐藤が恋人?セフレ?久しぶりのイケメン新人なのにまさかのこいつも…かよ……さすがにうんざりする。 ★☆★☆★ 昔からの話しで、俺は…辛かった。片山をギュッと抱き締める。 「……すいません。少しだけ……このままで居させて…。」 「……俺はも…う……答えられない。ひとりで居たいんだ」 「嫌ならもう好き…愛してる……は言わない…けど…。側に居させて……」 「………。お前はモテるだろう。普通に恋して結婚して家庭を作れば良い…。ただのあこがれ止まりなら簡単に告るな…。」 俺の本気の気持ちに…触れたくないとばかりに、断りの言葉。俺は部屋を出て自室に戻った。

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