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撮影のお仕事4-1 ーハメ撮りで4Pー

※諒馬視点 一人称  俺がこの仕事を始めて次で四回目。  ある意味、大分慣れてきたっていうのかな?  ホテルの場所も行き慣れたし京平さんや玲音にも慣れたし……でも、今回からは恋人になった成都さんがいて、そして成都さんは俺達のカメラマンだ。  ……よく考えてみたら、それって複雑じゃん! って俺がそこまで考えなくたっていいのか……仕事は仕事なんだし、いつものように京平さんと玲音とやってればいいんだよな?  俺はそう撮影に向かう途中、歩道で腕を組み、そんな事を考えていた。  そして、いつものように撮影用で使っているホテルへと入って行く。  ……って、この前成都さんと来たばかりなんだけど。  でも今日は表玄関からではなく仕事の時は裏玄関から入って行く。 会社としてワンフロアお借りしていてここでは従業員と同じ扱いっていうのかな?  裏にある従業員専用のエレベーターで最上階へと向かう俺。  そして待ち合わせの部屋へと入って行く。  すると、そこにはもう京平さんと玲音が来ていた。  ベッドの上で相変わらず京平さんと玲音はイチャイチャとしている。  しかし、その二人が俺に恋人同士だっていう事をカミングアウトしてからというのは、いつも撮影の仕事に来るとこうだ。  恋人同士でじゃれてるっていうのかイチャイチャしてるっていうのか……悪くもないけど……いい気もしない。  そんな二人の近くで仕事の準備をしている成都さん。  成都さんはカメラマンという仕事をしてるのだから色々と機材の準備をしていた。  目の前に自分の恋人がいるのに今日は仕事だから何も出来ない俺。  とりあえず、しょっていたリュックをクローゼットの中にしまい椅子に座って待ってるしか今はなかった。  一人ボッーとしていると、やっと俺の存在に気付いたのか玲音がちょこちょこと俺の側に近付いて来て、 「ねぇ! もう、あのカメラマンさんとはヤったの!?」  開口一番ストレートに玲音はそんな事を聞いてくるもんだから俺は吹きそうになってしまった。  いや正確には吹いていた。 「え? あ、はぃいい!? って、玲音……それを先に聞きますか!?」  俺は苦笑いをしながら玲音の事を見上げる。 「あったりまえじゃーん!! だって、この前の撮影の時に諒馬君はあのカメラマンさんと恋人同士になったんでしょー!」 「え? あ、まぁ……そうなんだけど……」  と俺はとりあえず玲音とは視線を合わさず顔を俯けると、 「……と、その前に……カメラマンさんじゃなくて……名前は成都さんって言うからね……」 「成都さんって言うんだ……名前も聞いたって事だよね?」  ……名前を聞かなくてどうする!?  って突っ込みを玲音にしてやりたかったけど……そこは押さえておく事にした。

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