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撮影のお仕事4-11

 ……しかし、今京平さんが言っていた『君も』ってどういう意味なんだろ? やっぱ、少しは視聴者の方にも意識してるって事なのかな? そういうところちゃんと考えている京平さんって、やっぱ凄いと思う。 やっぱ、この業界に入って京平さんは長いんだろうな。 だって、ストーリーとかってスタッフのみんなに任せられてるんだもんな。  ……って、そういう京平さんってカッコいいのかも。 いや、男の俺からしても京平さんは見た目もカッコいいし。 憧れちゃうのかもしれない。  俺は気付くと玲音のモノをひたすら舐めていた訳で今までツルツルだった玲音のモノが今度テカテカに光っていた。 「あ……」  と俺が思うほど俺は玲音のモノを舐めていたのかもしれない。  しかし、これだけ舐めているのに玲音の方は声を上げるものの達く気配はなかった。  ただ単に俺がまだこういう事をやり始めたばかりだから下手っていうのもあるのかもしれないが例え下手であってもイく! までは行って欲しかったな。  ……ま、玲音この業界長いだろうから我慢とかは出来そうだけど……。  ……ん、まぁ……そろそろ、中の方に行こうかな?  と思っていたら、京平さんが、 「あ、そうだっ!」  と今いい事思い付いたみたいに手をパンっと叩く。 「そう言えば……諒馬君って……前回の時、カメラマンさんといい感じになっていたよね?」  いきなりその事を振られて目を丸くする俺。  いや、さっきその事については打ち合わせはしていたのだが、やっぱり、いきなり振られるとビビるというのかなんていうのか。 「え? あ、まぁ……」  とりあえず俺は続ける。 「そうなんだよねー、前回の撮影の後になんと諒馬君はそこに居るカメラマンさんである成都さんに告白されていたんですっ!」  とカメラ目線で告白する京平さん。  流石、男優という所であろう。 「そこで、提案があるんだけど……」  とりあえず、その京平さんの言葉に俺は二回程頭を頷かせるのだ。 「そのカメラマンさんである成都さんも今日は一緒にやっちゃおうかなー? って思ったんですが……いかがでしょう!」 「え? あ……んー……」  と俺の方は分かっているのにも関わらず自分も演技をする。  そう、こういかにも今聞いて迷ってる風にだ。

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