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撮影のお仕事4-12

 それで少し迷ったようにしてから俺は、 「いいんじゃない?」  と笑顔で返していた。  そこで俺の方は成都さんの方に目をやる。  やっぱ、それを聞いた成都さんの方は目を丸くさせていた。  確かにここからでは成都さんの目は片方というのか片方はカメラの方に向けているのだから見えていなかった。 っていう方が正解なのかもしれない。 「成都さんはどうなの!?」  俺は成都さんに振る。 「へ? え?」  成都さんの方はマジな話だとは思ってなかったのかな? 俺のその言葉にカメラを外し自分の事を指差して、 「え? あ、僕……ですか!?」  言っていた。  それに俺は頷く。 「へ? あ……でも……僕は……その……そういう役目には向いていないというのかなんていうのか……」 「そんなの関係ないでしょう。 だって、成都さんはただ単に気持ち良くなってればいいだけですからね」 「へ? あ……でも……僕はカメラを撮ってるのが仕事ですから」 「ぅうん! カメラの仕事もしながらだよ」  その俺の言葉に成都さんは首を傾げていた。 「俺達とやりながら成都さんはカメラを撮っておくっていうのが仕事」 「ん?」 「もう! 分かってないのなら、逆にこういう事なんだけどな」  そう言って俺は成都さんの事をカメラごとベッドの上へと連れて来る。 「え? あ……ちょ……ぇえ!!」  ベッドの上にカメラごとうつ伏せになっている成都さん。 「そのままやられながらカメラを回しておくって事ですよ」 「え? あ……」  俺は急いで成都さんが着ている服やズボンを脱がせていると玲音も来て玲音も成都さんが着ている洋服を脱がしてくれていた。 「え? あ……ちょ、玲音君もっ!」 「うん! うん! 今日は僕達の中に成都さんも入れて行く予定だったんだもん」  ……って、せっかく京平さんが上手く演技してくれていたのに玲音のせいで台無しになってると思うんですけど……ま、そこは気にしなくてもいいか……だって、関係ないし。

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