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撮影のお仕事4-13
玲音が手伝ってくれたおかげで成都さんの服やズボンはあっという間に脱がされてしまっていた。
「あ、え……?」
と言いながら成都さんは今自分に起きている事を確認するかのように辺りをキョロキョロと見渡している。
そんなパニック状態の成都さんの姿を俺と玲音はクスクスとしながら見ていた。
「あ、え?」
成都さんは裸にされてしまって焦っているのか顔を赤くしながらも洋服で自分の体を隠そうとしていたのだが、
「この場所ではそれは許されませんよ」
そう京平さんが、その成都さんの服を取り上げて床へと落として行くのだ。
そんな姿だって京平さんは画になる。
「あ、えーと……」
と今度成都さんは体育座りをし何とかして自分の体を隠そうとしているらしい。
「成都さん……恥ずかしがってるのはいいのですが……カメラ撮るの忘れないで下さいね」
と念を押す俺。
「あ、え? あ、うん……」
そう言うと成都さんは素直にカメラを持ち始める。
……そこはやっぱ成都さんもプロなんだなぁ。
と思った。
でも、これで成都さんも今日の撮影では中に入ってする事になる。
そして俺は成都さんの体をベッドの上に仰向けにすると、
「え? あ……ちょ、諒馬君?」
「え? 何です? 今日は成都さんも混じって下さいって事なんですよ。 状況……理解出来ました?」
さっきは分からない風だったのだが、これで流石の成都さんも状況を飲み込む事が出来ただろう。
「それで今日はカメラを回して下さいね。 大丈夫ですよ。 もし、成都さんがカメラを回せなくなっても、もう一人カメラマンさんはいるので問題はないですからね」
「あ、え? あー……ぅん……」
って、もうこの状況になってしまったら、後はもう流されるままでいいと思ったのか、それとも状況を理解してきれたのかは分からないのだが、今の成都さんはもうされるがままで諦めているのかもしれない。
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