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撮影のお仕事4-36

 俺の方はまだまだ優しくそのローターを成都さんの後ろの蕾の入口部分へと当てる。  もう成都さんは、それだけでも体をビクリとさせていた。 「ぁあああ! やぁああん! ぁ……響く……っ! ん! いい!」  快感でそのローターから逃げたいのか、それとも快感で体を捻らせているのか分からないのだが俺がそのローターを成都さんに押し当て続けているとそんな動きをさせていた。  一方、玲音の方は流石にその電マという玩具は初めてだったのであろうか。 ローターより強い刺激に耐えているというのか成都さん並みに体をビクつかせている。  流石にこれは演技ではないだろう。 「きょ、京平……ぁ……ぁああああ! コレっ! ヤバイよぉおお!! 僕でも無理だからっ! 直ぐに達っちゃうしっ! んん!」 「そうなのかい? じゃあ、他のにしてあげようか?」  そう言う京平さんの問いに玲音は京平さんの顔を見上げてる。  その玲音の瞳には涙が溜まっていて、 「もうっ! 僕にだってどうしたらいいのかって……ぁあ! 分からないんだよ……だって、本当に……いつも以上に気持ちいいからっ! 辞めて欲しいのと…やって欲しいのと、両方なんだし……」 「……え?」  その玲音の言葉に京平さんは言葉を詰まらせる。  だが直ぐ後に京平さんはニコリとして、 「じゃあ、この電マで一回イかせて上げる……それだったらいい?」  そう優しく言う京平さんに玲音は京平さんの事を見上げる。 「……いいの?」 「但し、一回だけだよ。 その代わり、電マで気持ち良くなるまでイかないように努力はしてね。 今はプライベートの時間じゃないんだしね」 「え? あ……うん……」  どうやら二人は話が済んだようだ。 「んじゃあ……気持ち良くなろうか?」  そう玲音に優しく言う京平さん。  さっきの京平さんとは何だか雰囲気まで違っているのは気のせいであろうか。  二人が話し合いしている間、流石に電マを玲音の後ろの蕾に当てていなかったのだが、話し合いが済むと京平さんはまた玲音の後ろの蕾へとその電マを当てていた。

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