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撮影のお仕事4-43
イった後に体をビクンっビクンっ! とさせている玲音。
「これで、電マでイくっていう事達成出来たかな?」
きっと今の玲音には聴こえていないだろう事を言っている京平さん。
……あ、そっか……そう言えばさっき京平さんそんな事言ってたっけ? 電マで一回イかせて上げるって……。
今の京平さんの言葉に納得する俺。
でも玲音は今ので失神寸前だったらしい。
薄目だが、ボッーと天井を見上げている玲音の姿が目に入る。
……ホントに電マって凄いんだなぁ。 いつもあそこまでになった事ない玲音が今日はボッーとしてるみたいだし。
「とりあえず、玲音には少し休んでてもらおうかな? フフって事で諒馬君……どうかな?」
「へ? えー!! 何で俺も!? だって、今日は成都さんと玲音がネコじゃないんですか?!」
そういきなり京平さんに振られた俺。
京平さんの事を見上げて目を丸くする。
「だってさ、今日は四人もいるんだから、変わった事してみたいじゃない? 四人で連結っていうのは、どうかな?」
その京平さんの言葉に俺は思考が一瞬だけ止まるのだ。
……あの……確かに四人いるんで、京平さんがそういう事したいのは分かるのですが……えっと……俺は基本的にタチなんで……ネコはやりたくないっていうのか……なんていうのか。 でも、この撮影のリーダーは京平さんなんで断れないんですよね? 京平さんの命令は絶対みたいな所ありますし……。
「あー、えー……」
と俺が断れないでいると、
「ま、別にいいんだけど……」
そう今度は手のひらを返したように言う京平さん。
……うわぁ! それって……絶対的に断れないって事じゃん!
「あー……えっと……いいですよ……」
そう半分苦笑いで答える俺。
「だから、無理しなくていいって……」
そう言う京平さんは半分笑っているようにも思える。
……そなんでは絶対に断る事出来ません。 どうぞ、やって下さい。 ってなっちゃうじゃん!
「あー、でも、確かに四人で連結っていうの見たことありませんしねぇ……?」
そう俺が答えると京平さんは更にニコっとしていた。
「じゃあ、本当にいいって事だよね?」
「あ……はい……」
……って、言わなきゃなんないじゃん! これで、京平さんのシナリオ通りになったって事だよねぇ!?
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