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撮影のお仕事4-44

「んじゃあ、諒馬君は私の方にお尻を突き出すような形になって……」 「え? あ、はい……」  俺は本当にやる気はないのだが、この仕事では京平さんの言うことは絶対という事もあって京平さんの指示に従う俺。  勿論、俺は成都さんの足と足の間に体を置いて四つん這いの格好をして京平さんの方にお尻を突き出す格好になってるんだけど……。  ……でも、待てよ……四人でって結構無理があんじゃねぇ? だって、確かに三人までだったら見たことがっていうかやった事はあるんだけど……四人って……?  と俺は京平さんの方に双丘を向けながら考える。  ……一番下になる人が仰向けだとしても次の人が四つん這になって次の人も四つん這いで最後も四つん這い!? んー、無理だと思うんだけどな。 ま、これが立ちバックなら可能なのかな?  そう俺はその事について真剣考えていると後ろの蕾の中が急に冷たく感じる。  という事は京平さんが俺の後ろの蕾の中にローションを入れたという事だろう。 「諒馬君……ほら、成都さんの事も気持ち良くさせてあげないとじゃないの?」 「え? 成都さんの中にはローターが入っていて……今は中を慣れさせてる所なんですけど……」 「じゃあ、私は今の時間……とことん諒馬君の事を気持ち良くさせていいって事かな?」  その京平さんの言葉に俺は一瞬にして顔を赤くする。  そうだ……京平さんの言う通りなのかもしれない。 だって、今、玲音はイったばっかりで休憩してる訳だし、成都さんの中にはローターを入れておいて慣れさせているのだから……。  ……あ! そうか! そういう事もあって、今の俺は京平さんのターゲットになってるって事か……。  何だか急にやられたような気分になってくる。  そうこうしているうちに京平さんの指は俺の後ろの蕾に入ってきた。 「ん……ふぅ……」  流石に俺だって中に指を入れられたら感じるって訳で当たり前だが声が出てしまう。  しかも京平さんはこういう事に慣れているからであろうか? どんな人でも気持ち良くさせてしまいそうだ。  いや実際俺は前回の時に京平さんに気持ち良くさせてもらったっていう記憶がある。  だからなのか体は知っていた。 というのか覚えているようだ。  そして部屋内にはグチュグチュと水音が響いてくるのだ。  それの出し方だって京平さんは知っている。  京平さんの綺麗な指が今……俺の中で動いているのだ。  時折、指を曲げて中の壁を擦ってくる京平さん。 「ふぅ……ん!」  そう自然と声なんかも出てしまっている。  ……ホント、京平さんの指……ヤバい……。  普段はタチな俺でも京平さんの前では完全なネコになってしまうという所であろう。

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