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撮影のお仕事5-25
気持ちいいだけの快楽ではない。 イけない苦しさの方もある。
この絶妙な感じがいいのか? 悪いのか? っていう所だろう。
……ぁ……こ、腰が……っ!!
勝手に動き始めたっていうのか……もっと気持ちよくなりたいと思って動き始めてしまっていた。
「ぁ……やぁ……んん!! も、もっとっ!!」
とついに僕はそうやって要求してしまっていたのだ。
「もっとって……どういう事?」
京平はその僕の言葉を聞き逃していなかった。 だからそう聞いてきたのだから。
「ぁ……だからっ!!」
って、いつもの調子で聞いていいのか迷う所だ。 だって今日の僕は一応、初心者っていう役なのだから……。
「あ、いやぁ……なんでも……」
と答えておく。
すると玩具のスイッチを強にされ、
「ぁああああ!! ちょ、急に……な、何!?」
……あ、もう、今日の僕は……ぁ……体全体的に痺れてしまいそうな位にやばい……。 ホント、玩具さえも無理……。
でも、苦しさと気持ち良さの狭間で悶える事しか出来ない。
諒馬君だってそうなのであろう。
手をグーにして、どうにか耐えているのだから。
「もう、この縄跳び運動は出来たかな? じゃあ、次は……」
……って、まだあるの!? 縄跳びだけでももういっぱいいっぱいなのに……。 ちょー、本気で無理なんだけど……! 一回イかせてもらえるようにお願いしようかな?
そう思っていると中に入っていた玩具が抜かれていた。
「次はピンポン球で行こうか? これが入るようになったら、中が結構広がるのかもしれないしね……だって、ピンポン球のサイズって男性のモノのちょっと小さくしたような感じだからさ」
「え? あ、うん……」
……まぁ、ピンポン球一個なら大丈夫だよね?
と僕は中にピンポン球を一個しか入れないと思っていたのだが、
「とりあえず、一個目から行くよ」
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