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撮影のお仕事5-65

 すると京平の所にスタッフが来る。  そして何やら話をしてりようだ。  会話が終わると京平は僕たちの方に顔を向けて、 「とりあえず、少し休憩するからトイレとか水分補給とか体を休ませる為に時間使ってよ……それで、三人共、体休む事が出来たらまた再開しようか?」 「はいっ!!」  と僕と諒馬君ほぼ同時に返事をしていた。  確かに京平が言ってた通りに喉は渇いている。  だって、あれだけ声を出しているのだから当然なんだろう。  喉が渇いてるという事はもう脱水症状が始まっている状態だという事をテレビで言っていたような気がする。 でも、僕達がしている仕事は水分が取れないというのか、行為を止めるって事は普通に出来ない。  例えば男女でもこうやって抱き合ってる時に「喉渇いた」とか言ったら冷めてしまうだろう。 っていうか、一つの欲求が満たされているのだから、最中は体が他に何かを訴える事はないというのもあるのかもしれない。  とりあえず僕はマットの上から立ち上がると、さっきみんなで会話をしていたテーブルへと向かう。  そこにはお菓子やジュースが用意してある所でもあった。  他の会社はそうしてるのか分からないのだけど、僕がいる会社はジュースとかお菓子とか位は用意してある。 また撮影が長引きそうな時は途中でスタッフが弁当とか買って来る時もあるのだ。 「今は何がいいかな?」  テーブルの上にはジュースも置いてあるのだが、コーヒーとかも置いてあった。  僕はズボンや下着を履いてないのを忘れていたのか、そのままで椅子に座ってしまっていた。 「うわぁっ! 冷たっ!」  その椅子は思いっきりパイプ椅子。  そりゃ、何も履いていなかったら冷たいに決まっている。  ……撮影もまだあるし。  と思うと僕はその場に立ち上がって仕方なくその場でジュースを飲み干す。  本当に喉が渇いていたようだ。  五百ミリリットルのペットボトルを気付いたら殆ど飲んでしまっていたのだから。

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