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撮影のお仕事5-67
「でも、いいんだよねー、撮影なら……」
と僕はその『撮影』の部分を強調して言う。
「え? あ、まぁ……撮影っていうんならね……仕方ないかな?」
「じゃあ、やっぱり……京平に頼んでみよう!」
「もう、分かったって……」
と半分諦めたように言っている諒馬君。
「じゃあ、もう諒馬君はネコでもいいって事だよね?」
「まぁ……もう、平気なんじゃないかな? 但し、撮影の時だけな」
「そこは……もう、いいじゃん! 分かってるって!」
こう諒馬君と話していると少しずつ体が回復してきたようにも思える。
でも、こういう事をした後なのだから、体の方はまだガタガタなのかもしれない。
「僕は水分摂ったし……もうしばらくマットの上で休んでいようかな?」
「んじゃあ、俺も……!」
諒馬君もそう言うと僕と諒馬君は再びマットの上へと戻って行く。
……そういや、京平は?
諒馬君と話をして半分京平の存在を忘れていたのだが、僕は京平がマットとかの上にいない事に気付いて辺りを見渡す。
すると京平は相変わらずスタッフさんと話をしていた。
撮影の時というのは京平がある意味リーダーみたいな存在だから、京平と話する暇なんかほぼないに等しい。 いつも京平はスタッフさんと話をしている事が多かった。
今は諒馬君がいるから暇潰しにはなるんだけどね。
京平と居られないのは少し寂しいかな?
でも家に帰ったら、凄く甘えるからいいんだけど……。
……今日だって、家に帰ったら京平にうんと! 甘えてやるっ!!
僕と京平は一緒のマンションに暮らしている。
元は京平が一人で住んでいたのだけど、京平が「一緒に住まないか?」って事になって……今は一緒に暮らしている。 京平と僕は東京に上京してきてから一人暮らしだったから家事はそれぞれ出来る。 だから家事は出来る方がやるって事になっていた。
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