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撮影のお仕事5-68

 京平は僕より先にこの仕事をしていて、少しはお金を持っていたようで高層マンションに住んでいる。  僕は京平と住む前は田舎暮らしで東京に憧れていて出てきたのだけど、やる事というか夢というものは無くて、ただアパートを借りてバイトしての暮らしだったのだけど、本当に東京ではバイトして暮らしていくのがやっとの生活をしていたところに見つけたのがこの仕事だ。  この仕事をしてから、京平に出会って、お金にも余裕が出来てやっと東京での暮らしが楽しくなってきた所でもある。  そんな思いに浸っていると、京平が来て、 「そろそろ大丈夫そう?」 「……え? あ……うん……」 と僕は考え事をしていたからなのか、返事が一瞬だけ遅くなってしまっていた。 「諒馬君の方は?」 「へ? あ、大丈夫そうですよ……」  の答え方に京平は少しばかり吹いてしまっていたようにも思える。  ただ口元を手で押さえてだったからほんの一瞬だったような気がしたしね。  諒馬君の言い方に笑っていたのかもしれないね。  ……諒馬君も案外、可愛いとこある!?  僕もそう思ってしまったからだ。 「じゃあ、そろそろ準備しようか?」 「あ、はい!」  僕と諒馬君はほぼ同時に返事をしていた。  ……まぁ、僕達は準備と言ってもここでみんなの事待っていればいいんだろうけど……。 まだ、しばらく時間掛かりそうだし、諒馬君の事イジってようかな?  と思う僕。  多分、諒馬君の方が年上かもしれないんだけど……何だか諒馬君っていじり甲斐があるっていうのかな? 反応が可愛いっていうのかなんていうのか……。

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