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 蕾の中に舌を入れられたり豆の部分を執拗以上に舐められたりして本当にまたもう限界な僕。  また首を振ってどうにか快感から逃げ切ってみたいものの……それはやっぱり叶わないという所だろう。 だが、もうイく! って寸前位に京平は僕から舌を離してしまう。 「……へ?」 と僕はどんな表情をしていたのであろうか?  物凄く変な表情をしていたのかもしれない。  そんな表情の僕に京平は、クスクスと笑っていた。  ……きっと相当マヌケな顔をしているからだろう。 「イけなかった?」  とそうさらりと聞いてくる京平。 「え? あ……そうなのかな?」  と僕の方は視線を反らして答える。 「そう簡単にはイかせないよ……たまには我慢も大切だからね」  ……って、なんじゃそりゃ……だって、さっきは潮吹かせる気満々だったんじゃないの!?  そう突っ込みたくなる位だ。 「今度は自分でやってみたらどう?」 「……へ? 自分で!?」  その言葉に僕は京平の事を見上げる。  ……え? 自分で!? 女性の体を!? え? あ、どういう風にしたらいいの?  流石にこの女性の体で自分の体を気持ち良くした事はない。  ……え? ってか、寧ろ、女性でもそんな事するの!?  っていう状態だ。  そんな表情で僕は京平の事を見上げていた。 「あー! もしかして、自分でやった事がない!?」  そう京平は聞いてくる。  だって僕だってまだ二回しか女性の体にはなってないんだよ。 寧ろ、そんな事するなんて事知るわけないじゃん。  僕はその京平の質問に頭を頷かせる。  そう言うと納得したようで、 「じゃあ、私が教えて上げようか?」  って、結局僕にやらせるようだ。 「僕は言葉で指示するから、玲音さんは自分でやってみてね」 「え? あ……」  ……え? そういう事になっちゃうの!? まぁ、京平がやるって言ったらやるんだよね?

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