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 流石に自分で女性の体でやるのは恥ずかしいんですけど……。  って事で、京平と諒馬君は本当に僕から離れて座って、僕の方は一人座らされていた。 「じゃあ、足開いてみようか?」 「え? あ、ぅん……」  そう言われて今の僕には京平の言葉を聞いて足を開かせるしかなかった。  ゆっくりと足を開いていく。  これだって十分恥ずかしい。  きっと京平や諒馬君、スタッフには僕の蕾とか後ろの蕾とかって丸見えの状態だからだ。  そして僕は最終的に足をM字へとさせる。 「フフ……確かに私は足を開いてとは言ったけど、まさか、M字にしてくれるとは思ってなかったよ。 そこの所の知識は少しあるみたいだね」  ……あ、え!? えー!! だって、そうだと思ってたし……。 あ、そういうや、今やってる役柄って初心者って事だったっけ?  半分以上その事については忘れていたのかもしれない。 「じゃあ、指を蕾の中に入れてみようか?」 「え? あ……ぅん……」  自分でこの中に指を入れるって少し怖い気がする。  でも撮影の時の京平はこういう事平気でやらせてくる。  要は撮影の時は半強制って感じなのかな? 「中に指を入れる時は中指がいいかな? 指の中で一番長い指だしね……。 ま、ゆっくりでいいからやってみてよ……」 「え? あ……はぃ……」  とりあえず僕は京平に言われた通りに自分の蕾の中に指を入れていく。 「ふぅ……ん!」  流石に中に指を入れるって事にまだ抵抗がある体は痛みと異物感を感じていた。  中から出てくる透明な液体と混ざり合って、中に指を入れるとくちゅという音がした。

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