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 ……でも、次の場面ではもう挿れるの!?  ……えー? だって、1回休憩しちゃったから、その……濡れてないっていうのかな? その状態で流石に挿れられたら……無理に決まってるじゃん!  僕はそっとバスローブの中に手を入れて蕾の所を触って確認してみる。  ……ん……やっぱ、濡れてない。 完全に乾いちゃってるじゃん!  諒馬君と京平はもう先にベッドの方に戻っていた。  とりあえず僕の方も諒馬君達の事を追いかけてベッドの方へと向かう。  そして京平の方に顔を向けて小さな声で、 「ねぇ、京平、僕の蕾まだ濡れてないんだけど……」  そう相談すると…… 「ん? 私達だって、勃ってないのだから、いきなり挿れるって事はしないよ」 「あ、そっか。 じゃあ、どうするの?」 「さっきの続きみたいなのをしたらどうなのかな?」 「玩具入れるの?」 「そう……」 「……って、さっき使ってた玩具見せてよー。 人参とかナスの形した玩具だっていうのは知ってたんだけどさ」 「ん? 見たいの?」 「うん! 見たい!」  僕はキラキラしたような瞳で京平の事を見上げる。 京平はさっきの玩具を持ってきてくれた。 「これだけど……」 「ん?」  確かにその玩具はナスや人参の形をしていた。 人参に関しては普通の人参の大きさなのかもしれないけど、ナスの方は本当に少し大きめなのかもしれない。 寧ろ京平のモノより大きい?  ……あ、いや……それは流石に無理だから。  そう思えるような大きさだった。 「え? これを僕の中に挿れようとしてたの!?」 「え? そうだけど……」 「……ってか入らなくない?」 「そこはテクニックなんじゃない? それに、これを開発してる人が女性はこの位あった方が楽しめるんじゃない? って言ってたし」

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