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「じゃあ、玲音的にはどういう体勢からがいい?」
「ん?」
僕は今の京平の質問に顔を上げる。
一体、どういう意味なんだろ? 今の質問は京平でも分からなかった。
「だからね。 ま、最終的に挿れのが目的なんだから、最後はそれでいいじゃない? だから、途中っていうのは玲音がやりたいようにっていうのかな? ほら、さっきまでは私達がやりたいようにやってたからさ……それにまだ記憶みたいなのはあるでしょ? 頭が回転してるって訳でしょ? それなら、今のうちに自分がやりたい事をリクエストしておいたらいいんじゃないかな? って思ってね」
……そういう事!!
「じゃあ……」
そう僕は考える事にした。
何がいいんだろう? さっきやっていて僕が一番気持ち良かったのは……んー、舐めてもらうのも気持ち良かったし、玩具も気持ち良かったし、指で弄ってもらうのも気持ち良かったし……あー、やっぱ、僕には選べられないかな?
「京平ぇ……やっぱ、僕には選べられないよ」
と甘えたような声で言う僕。
「じゃあ、どうするの?」
「んー、じゃあ、また全部!!」
「じゃあ、それでいいかな?」
……って全部でいいの!?
そう僕は目を丸くしながら京平の事を見上げる。
「だってさ、後は私達が玲音の中に挿れるだけだよ。 だけど、玲音はまだ蕾の部分は濡れてない訳だろ? なら、撮影なんだから、編集でその部分をカットしちゃえばいい訳なんだし……で、最後の挿れるシーンに繋げちゃえばいい訳だろ?」
「あ、そっか」
今の京平の言葉で納得出来たような気がする。
「じゃあ、そういう事にしてね」
「ああ、うん……いいよ」
京平はそう言うと少し僕に近付いて来て、バスローブの中に手を入れてくる。
そして蕾の所に指を当て、耳側で、
「もう、今の言葉だけで濡れてきたかな?」
「え? あ……ん……!」
しかも京平は中に指まで入れてきた。
「ん……ぁ……濡れてる」
「そう……良かった……」
そう言うと指を離していった。
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