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その指をゆっくりと中に入れたり出したりを繰り返して自分で指を奥の方へと進ませていく。
男性の場合にはもうちょい奥にまで入れてくいっと指を曲げると気持ちいいポイントがあるのだけど、女性の場合にはお本当に奥の方にその気持ちいいポイントがあるらしい。
……僕の指短いから奥まで届くのかな?
そう心配になる位そのポイントは奥の方にあるようだ。
だって、まだ気持ちいいっ!! と思うポイントには辿り着いていないのだから。
ゆっくりと指の出し入れを繰り返す。
……まだ?
自分でも早くそのポイントにたどり着いてみたいのだけど自分の中ではまだそのポイントには来ていない気がする。
と思ったその時!!
「やぁああああん! そこっ!!」
自分の声が上がる。
その声に京平はクスリとし、
「やっと、来たみたいだね」
そう僕のその言葉にクスリとしていた。
「そこを指でトコトン突いてみてごらん? そこが女性でいうポイントなんだよ」
「え? あ、うん……」
僕は京平に言われた通りに指の出し入れを繰り返しながらそのポイントを指で突き始める。
「やぁん! あ、ぁああ!」
それと同時にリズムよく上がる自分の声。
腰の方も無意識のうちに動こうとするのだけど、やはりそこは上手く動く事が出来ないようだ。
今はなんて言っても自分の体で支えている部分というのは肩甲骨辺り。 それを動かすのは結構難しいのかもしれない。
じゃあ指を動かすしかないだろう。
指だけを動かして本当にトコトン突いて気持ちよくなるしか今はない。
視界が段々とボヤけてくる。
きっと、あまりの気持ち良さで瞳が潤んできているっていう事だろう。
「やぁ……ん……ぁあああ!!」
部屋内には僕の声だけが響き渡っている。
……この体勢って結構辛い!? バックでの方が楽なのかな? でも自分でやると何か物足りないのかもしれない。 自分でやると少し押さえてしまう分気持ち良さが少し足りないからなのかもしれない。
他人にやってもらうと容赦なくやってくれるから気持ちいいのであろう。
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